新卒の就活でベンチャー企業を目指すメリットと覚悟すべきこと

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記事更新日 2022年09月06日

30秒 就活力診断!

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
ジョブトラアカデミー編集部です。 早期内定をサポートする、リアルな体験談やコラムを発信しています。

就活生向け「そもそもベンチャー企業とは何か」のおさらい

 

あなたは、ベンチャー企業とはどのような企業であるとイメージしていますか。

「ベンチャーに入りたい」と言っている就活生の話をよく聞いてみると、ベンチャー企業と一緒くたに語られている会社の中に、社員数一桁の会社と5,000人の会社が混在している場合があります。

確かに、「ベンチャー」や「スタートアップ(企業)」などといった言葉に、統一的な定義は存在しません。


そのため、定義が難しい部分ではあるのですが、この記事では以下のような特徴を持つ会社をベンチャー企業と呼ぶことにします。



高成長である(売上高や売上総利益が、年率数十%以上の成長を続けている)

・いわゆる大企業とくらべ、社員数が少ない

・いわゆる大企業と比べ、設立されてからの歴史が短い


なお、大企業が新規事業を「社内ベンチャー」等と呼ぶ場合もありますが、いくつかの重要な特徴がベンチャー企業よりも大企業側に寄るので、ここでは議論から外します。
 

就活生から人気を集める「ベンチャー企業」の歴史

 

ベンチャー企業が日系トップ企業や官僚、外資系企業と並んで一流大学生の話題に上るようになったのは、私の知る限りここ10年ほどのことです。



学生たちのベンチャー企業人気に火をつけたのは、驚異的な高成長と利益率でこの世の春を謳歌し「新卒給与1,000万円」などのセンセーショナルな採用で話題になった、株式会社ディー・エヌ・エーやグリー株式会社をはじめとするソーシャルゲーム会社でした。


当時従業員数1,000名を優に超えていた両社をベンチャー企業と呼ぶことにはやや違和感もありますが、少なくとも企業自身と学生たちはそう思っていました。
 

それ以降、景気により上下動はありつつも、大小様々なベンチャー企業が積極的に新卒採用を行い、多くの優秀な学生が入社しました。


このような歴史を持っているベンチャー企業ですが、ベンチャー企業は他の選択肢と比べて、その時々の時代の影響を大きく受けやすい一面も持っていることを覚えておいてください。

 

新卒就活生がベンチャー企業に就職するメリット

 

ベンチャー企業に就職する大きなメリットには、以下の3つがあげられます。



・業務範囲と裁量の両面において、社内でやれることの幅が広い

・自分のやったことが会社に影響を与える

・外資系企業でなくても、早い段階で高いベース給与が出る場合あり

 


世の中ではさまざまな「新卒がベンチャー企業へ就職するメリット」が語られていますが、上記の3つは新卒のベンチャー企業就職非推奨派の私も正しい情報だと感じるものです。


それでは、それぞれのメリットについて、詳しい内容を確認していきましょう。

 

業務範囲と裁量の両面において、社内でやれることの幅が広い

 

ベンチャー企業は人手不足な場合が多く、人手不足の企業には「やらなければいけないこと」が溢れています。


そんなベンチャー企業では、優秀な人に生産性の低い仕事を与えて遊ばせておく余裕はありません。


新卒や若手でも「結果を出せる」「仕事にオーナーシップを持てる」と社長やメンバーから思われれば、いくらでも仕事が出てきますし、昇進もするでしょう。


仕事の成長のスピードは着手してきた仕事や判断の質と比例しますので、ベンチャー企業は優秀な人にとって良い成長環境となりえます。
 

 

自分のやったことが、会社に与えるインパクトが大きい

 

仕事における「インパクト」とは、大きく以下の2つに分類できます。

 

・自分の決定が会社にもたらす影響の度合い

・自分の決定が社会にもたらすインパクトの度合い


ベンチャー企業では「自分の決定が会社にもたらす影響の度合い」が大きく、大企業では「自分の決定が社会にもたらすインパクトの度合い」が大きくなる傾向があります。


「小さな企画を主導した経験」と、「社会的にも有名な企画にいっちょ噛みした経験」の違いと言い換えればわかりやすいかもしれません。



どちらの経験も非常にいい経験となるものであり、向き不向きや個別事例にもよるので、甲乙はつけがたいです。



自分が求めているものがどちらに近いかを考えるのが一番大切ですが、自分がダイレクトに関わったと感じられる仕事や、周りの人間から感謝される仕事がしたいマインドの方にはベンチャー企業が向いているかもしれません。
 

外資系企業でなくても、早い段階で高いベース給与が出る場合あり

 

日系大企業にはある程度、横並びの新卒給与水準というものがあります。


ベンチャー企業はもちろんこれを参照してはいるものの、そこに縛られません。

会社や時期によっては1年目からよい月給を出すところがあります。


これは企業によって事情がかなり異なりますので、自分が志望するベンチャー企業の情報を集めてみてくださいね。

 

新卒就活生がベンチャー企業を目指すにあたって覚悟すべきこと

 

ベンチャー企業ならではのメリットがある一方で、ベンチャー企業ならではのデメリットもあります。

ベンチャー企業を目指す就活生が事前に覚悟すべきデメリットは以下の3つです。



・月給以外の対価の薄さ

・上長に依存する就労環境

・突然の悲劇


こちらも、詳しい内容を解説していきます。
 

月給以外の対価の薄さ

 

ベンチャー企業は大企業と比べるとボーナスの水準が低く、年にもらえるボーナスが月給の1〜2ヶ月相当分に留まる場合が多いです。

福利厚生は、近距離住宅手当やスポーツジム手当があればラッキーくらいに思ってください。
 

上長に依存する就労環境

 

大企業と比較すると、新卒教育、マネージャー教育ともに仕組みや会社としての経験値が整っていないことが多いです。


初めての新卒採用で、すべてが手探りという場合もあるでしょう。



一般的なベンチャー企業では、新卒がどんな仕事やフィードバックを受け取るかはほぼ100%上長に委ねられています。


キャリアステップを踏まえた人事制度や教育制度、気にかけてくれるメンターといったサポート要素はあまり期待できません。



もちろん会社にもよりますが、大企業に比べて期待値はかなり低いのです。



たまたまマネジメントスキルがあったり面倒見が良い上長に当たった場合は良いですが、そうでない場合は完全放置であったり不適切な指導を受ける場合も。


さらに、よろしくない上長に当たってしまった場合、退職するほかに手がないというリスクもあります。


 

突然の悲劇

 

突然会社がなくなる、経営陣や主要メンバーが入れ替わる、買収される、社員の8割がリストラされるなどなど。突然の悲劇が起こりうるのもベンチャー企業のデメリットです。

過去にベンチャー企業で起きた数々の悲劇について、多くは説明しません。

 


「Origami リストラ」「バンク 解散」「グリー 希望退職」「クックパッド お家騒動」などで検索してください。

 


上記すべては、ある時代に高成長を実現し、ビジネスや経営陣が高い評価を受けたベンチャー企業です。



もちろん、外部環境の変化や経営の失策によって業績が悪化し、ついにはリストラ等の従業員に痛みを強いる施策に踏み込まざるを得ないといけない状況というのは、大企業にもベンチャーにも等しくありうることです。



しかし、大企業とそのメンバーは、蓄積した資本、実店舗網に根差したビジネス基盤、長年の関係と相互依存がある銀行、社内制度、労働組合、慎重な意思決定フローなどといったもので身を固めています。



対して、ベンチャー企業とそのメンバーは大企業のような身の固め方をしていないケースがほとんどで、ほんの半年や1年の間に深刻な変化が訪れることがあります。



ベンチャー企業に入る際には、「悲劇」が起こったときに自分はどのように動くのか、よく考えておく必要があります。 他の人の判断はまた別だと思いますし、それでも行きたい人は納得できる道を行くのが正しいかと思います。
今回お話ししたことも含め、色々な人の話を聞きながら自分の判断軸を作ってみてくださいね。

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