MARCH生が一歩先を行く企業分析のやり方って?

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記事更新日 2022年07月19日

30秒 就活力診断!

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
ジョブトラアカデミー編集部です。 早期内定をサポートする、リアルな体験談やコラムを発信しています。

 

大丈夫です。
どうせ「企業研究しろ」と言っている側も、大半は何を言っているのか自分でわかっていません。

私はこれまで外資系戦略コンサルティングファームや、ベンチャー(新興)企業で働いてきました。 そこで、トップ企業の企業分析をしてきています
その視点から、今回は企業研究の全体像を整理しつつまとめたいと思います。
 

就活生にとっての企業研究のやり方とは


企業研究がわかりにくい原因は、大きく2つあります。

 

就活生以外の人も企業研究をする


世の中には、就活以外の分野でも企業研究に携わっている人が多くいます。 ただし、目的がみんな異なっています。
たとえば、株式会社A社を分析する人にはこんな人たちがいます。

(1) A社の株を買ったり売ったりしたい人が調べること

A社は成長するのか、利益を出していけるのか

(2) A社にお金を貸している人(たとえば銀行)が調べること

A社は倒産しないのか、ちゃんとお金を返してくれるのか

(3) A社の競合他社が調べること

A社の製品やサービスはどのようなものか

自社はA社とどう競争や住み分けをするのがよいか

(4) A社の社長や、A社に雇われたコンサルタントが調べること

A社が今後もっと成長していくにあたり、何がチャンスやリスクになるのか

A社に就職しようかなと思っている人、A社に勤めている人

A社は自分にちゃんと給料を払い、よい就労環境や機会を提供してくれるのか

……と、こんな風に、調べる人によって知りたいことはさまざま。
「就活生、企業研究のやり方」でやり方に集中しないと、調べすぎてデータに埋もれてしまいます。

企業研究らしきものをしてみたところで、それが自分に必要なもの、相手に求められているものと異なったら内定にはつながりません。

 

就活生がすべき企業研究とは?


就活生にとって本当に必要な企業研究は、以下のようなものになります。

・この会社の給与や賞与はいくら位で、どのように昇給していくのか

・その給料は今後も支払われ続けそうか。給与カットやリストラは発生しなそうか

・残業時間はどの程度か。有給を取ったり先に帰ったりすると嫌な顔をされないか

・面白い仕事や成長機会を与えられるか。ずっとコピーを取らされたりはしないか

・先輩に足を引っ張られたり、成果を横取りされたりすることはないか

・ハラスメントが蔓延していないか

・部署の飲み会は出ないとダメか

これらは大事なことですが、面接で聞くと「条件でしか会社を選ばないのか......。」と嫌な顔をされがちです。


「弊社のことを分析してきましたか?」「はい!」と言って会社の雇用条件についてを自信満々に話すとやはり嫌な顔をされがちです。

なんなら面接官も社長に聞きたいかもしれない。

会社側が求める企業研究が何かというと、企業理解のことです。

会社は就活生に当社の抱える課題を指摘してほしいわけでも、今後3年間の利益トレンドを予測してほしいわけでも、情報漏洩でワイドショーに取り上げられたことを知っていてほしいわけでもありません。


当該業界や当社について、きちんと分かったうえで当社を志望していますか? 事実とは異なる情報に基づいて思い込みで志望していませんか?ということを聞いているのです。

したがって以下では、企業理解を深めるためのプロセスについて説明していきます。

余談ですが、上記のような就活生が本当に知りたかったことはどうやっても直接答えが出ないものの、転職に慣れてくるとwebサイトを見て面接官と話せばなんとなくわかるようになります。

何事も訓練ですね。

 

 

企業理解の前に業界理解から

 

 

企業研究をするにも志望動機を練るにも、まずは業界について知ることが必要になります。

その方法はこちらにて多くの解説をしているので、ご覧ください。 

 

 

だいたいの「企業研究しろ」は「当社が出したものを読め」


タイトルの通りです。

きちんとした就活生のみなさんからすると、「バカにしているのか」と思うことでしょうが、実際に就活支援をしている中で読んでない人が多いため、発信する側の気持ちも理解できます。

一方で就活生からすれば「webサイトがごちゃごちゃしていて、何を読めばいいのか、やり方すらわからない!」となるかもしれません。

有名企業でも情報開示のポリシーが緩い会社だと、顧客向け、取引先向け、就活生向け、投資家向けの情報がゴチャゴチャになって発信されていることが少なくありません。

ここではソフトバンク株式会社さんを例にとって、最低限読む必要のある企業研究(経営理念、企業戦略、IR情報、採用情報)をご説明します。

 

企業研究その1 経営理念


ソフトバンクの例:企業情報、とくに経営理念に関わる部分

経営理念というのは何かと軽視されがちですが極めて重要です。 経営に関わりが深い立場の人ほど重視しています。

一人一人の顔が見えないくらいまで大きくなった組織においては、組織の方向性を定めるためのスローガンや目標として経営理念が必要になります。

それが事業や投資の決定、人の採用や評価など全てに影響するわけです。

明確な経営理念がいかに会社を変えていくかについては、このような本を参考にしてみてください。
2冊目が有名ですが、個人的には1冊目が馴染みやすくておすすめです。

爆速経営 新生ヤフーの500日

ビジョナリーカンパニー

 

企業研究その2 企業戦略


ソフトバンクの例:企業戦略に関わる部分

経営理念と合わせて最初に見に行きましょう。
その会社が今どのような問題意識や目標を持っており、何に力を入れているのかを知ることができます。

ところで戦略とはなんでしょうか。

この議論を始めるとそれだけで1記事になってしまうのですが、理論的な話だけだととっつきにくいので、興味ある方はこのあたりから読み始めてみてください。

実例豊富でエキサイティングな本です!

ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

 

企業研究その3 IR情報


IR情報、特に決算説明会資料

IRとは、企業が投資家(例えば株式を持っている人、購入を検討している人、お金を貸している人)に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信する活動です。

投資家は企業が事業を発展するために重要な役割を担っているので、多くの場合は業績の推移についても企業のHP内にあるIR情報にわかりやすくまとまっています。



就活生が詳細な財務分析をする必要はありませんが、売上高と営業利益の2つ(比較的新しい企業なら売上総利益を加えて3つ)が、ここ数年で増加中か停滞か減少中か、くらいは見ておきましょう。

前提で経営学や経済学の知識があるひとは、直近の通期決算説明会資料と最新の四半期説明会資料の2つに目を通してみましょう。

決算説明会以外でも、例えば事業説明や中期経営計画の説明、あるいはアニュアルレポートがある場合は、最新のものにぜひ目を通しましょう。



余談ですが、IR戦略も非常に奥深い世界ですので、面白い本を一冊紹介しておきます。

楽天IR戦記 「株を買ってもらえる会社」のつくり方

 

企業研究その4 採用情報


上の3つを見ればだいたい十分なのですが、採用情報に目を通してないことを指摘されると印象がよくないので一応見ましょうか。

しっかり見るべきはキャリア制度や評価制度です。

自分が入社後どのようなプロセスやトレーニングを経て仕事に携わるのかがわかりますし、会社によってサポートの姿勢に差がありますので会社を選ぶ要因にもなります。

 

 

面接対策やES対策で読んでも読まなくてもいいもの

 


基本的な業界への理解がしっかりしていれば、あとは企業のwebサイトから上記の部分を拾い読みすれば十分だと思います。

あとは補足として、こんなものがあるのでさらに深堀したかったら参考にしてみてください。

 

新聞は企業研究であまり使えないかもしれない


新聞は最新情報の更新が中心で、前提として企業や業界について知見がないとあまり得るものはありません。

学生には別記事で書いたようにビジネス雑誌の流し読みをおすすめします。

興味がある場合は日本経済新聞ではなく、業界の専門紙を取り寄せてみると情報密度が高くて面白いかもしれません。

 

 

 

「業界本」の類も、あまり使えないことが多いです


業界研究本は、リクナビに片っ端から登録する企業リストとしての価値はありますが、それ以外は役に立ちません。



さて、いかがでしたか?

この記事に書いた内容を実践できれば、トップ企業の何社も内定をもぎ取る就活生と変わらないところまで来ていると思います。

ぜひ、得た情報をもとに知的好奇心をさらに広げ、新しい本を読んだり、業界の人と話したりしてみてください!

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