「書類選考の結果はいつ?」~気になる選考期間~
記事更新日 2024年08月16日
この記事内容の監修者

- ジョブトラ編集部
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【もくじ】
1.はじめに
2.本選考はもう始まっている?!
3.本選考の第1関門、「書類選考」
4.ESの心得
5.書類選考の結果はいつくる?
6.おわりに
【はじめに】
就活生の皆さん、就活は順調に進んでいますか?
冬あたりになると、大学三年生の多くは
就活を意識した行動をとっているのではないでしょうか。
自己分析、業界研究、企業研究など、
することがたくさんある中で、
本選考をすでに開始している企業も少なくありません。
企業にエントリーすると、だいたい最初に待ち受けるのは、
書類選考
なのではないでしょうか。
一般的には、
書類選考はエントリーシートと履歴書を合わせて書類と呼び、
それらを採用担当者が見て通過者を決めることです。
履歴書がなく、エントリーシートのみという企業もあるので、
企業ごとのフォーマットをしっかり守るようにしましょう。
今回は、
・なぜ就活解禁は3月と言われているのにすでに選考を始める企業があるのか
・書類選考の極意(例文付き)
・皆さんが気になる提出後の人事の仕事や結果の通知
について解説しようと思います。
【本選考はもう始まっている?!】
「本選考は来年の3月からでしょ?」
その通りです。
しかし、それは経団連に所属している企業のみです。
所属していない、
・ベンチャー企業(主にIT系)
・外資系企業
などは
本選考ムード真っ盛りです。
ところで、ベンチャー、外資系企業はなぜ本選考を早めに行うのでしょうか。
それは経団連に属している企業を志望する学生のうち、
優秀層を囲い込むためです。
経団連によって拘束されていない企業は
大きなアドバンテージを持ってるということになります。
「ベンチャー、外資なんて眼中にないよ」
という方もいるでしょうが、皆さんが知っているあの企業も、本選考を始めています。
【本選考の第1関門、「書類選考」】
基本的に、企業にエントリーをすると、エントリーシートの提出を求められたり、
エントリーシートと同時に履歴書を書くように指示がされます。
書類を提出するにあたって、
皆さんにこれだけは知ってほしいということがあります。
書類選考にはおよそ、
一次締切、二次締切、三次締切
などいくつか締め切りが分かれて設定されていると思いますが、
できるだけ、「早く」を意識して提出するように心がけてください。
書類の提出が早い=志望度が高い
と判断されます。
ESの内容のみで志望度に差をつけるのは難しいため、
こういった志望度の高さ、本気度の高さで
ふるいにかけることもしばしばあります。
つまり、一次締切と二次締切では通過する確率も下がってしまいます。
なので、本当に行きたい企業は、ES募集が始まってから、
一番に出そうという気持ちで取り組んでください。
【ESの心得】
ここで、リクルートホールディングスで人事部長を担当していた、
人事のプロからエントリーシートの書き方の極意を一例を出してお伝えします。
◎質問
・あなたが感じる社会の問題点と具体的な解決方法は?
◎とある学生の回答
労働環境での男女不平等が現代の社会問題の一つだと考えます。
・具体的な解決方法
働く女性に対して一番の障害となるのが家事、そして育児だと思います。家事・育児は女性がするものという概念は変わりつつありますが、日本では未だに昔の風潮が残っているのが現状です。特に子どもを持つ女性社員にとって、育児と仕事の両立は大きな課題です。時間短縮制度等を利用しても、困難を伴う事があります。その際に重要になるのが保育制度の充実です。企業内保育所の数は以前よりも増えていますが、業界によって大きな差があり、さらに財政面の問題で継続が難しいという事実があります。
私はそれに対し、貴社が街の中心部または通勤経路にある保育所や病児保育所を設立し、企業単位での登録制という形で利用を促す事を提案します。初期投資や運営にかかる費用が問題点ですが、企業側からの登録料で賄えれば最善の策です。さらに登録して頂いた企業に向け、女性支援を内容としたセミナーを積極的に開催し、職場内での働く母親への理解を促す事が出来ればと思います。
◎上記に対する個人的な見解
➡考え方・結論が子供っぽいです。
正直男女雇用問題に対しての切り口が平凡すぎて、誰でも同じような事を言います。これだけ多くの人が同じように考えていても問題が解決していないのが現状です。自分なら下記のような切り口で攻めます。
➡問題に対して自分がどうするのか?よりも、会社に解決を求めているような切り口になっていて子供っぽい。
<サンプル>
今後少子高齢化により労働市場が縮小していく中で、男女管理職の比率を米国と同等の基準である40%まで引き上げる事は必須だと考える。一方で社会が女性を受け入れるにあたり、30代という社会人としてピークとなるタイミングで子育てのため1~3年の離脱を余儀なくされることは大きな痛手となり、女性管理職が増えない大きな障壁になっている。
だからこそ、これからの女性は「男性よりも圧倒的な成長スピードをもつこと」が重要になると考える。私は女性が「社会は平等でない」と社会に対して変革を求めるよりも、女性が「だからこそ男性の2倍で成長する・成果をだす」と考えて社会と向き合えるようにしていきたい。女性に勇気を与えられるような人材になりたい。
この目標を実現するために自分自身が結果・成長にこだわり続け、試行錯誤して、社会が変わるきっかけとなれるように働きたい。
⇒このように「自分が社会を変える」という意思・意欲が伝わると人事の評価は上がります。
いかがでしたか?参考になったでしょうか?
人事(社会人)目線で見ると学生目線と大きく異なることが分かります。
ESは社会人の方に見てもらい、
違和感がないか確かめて提出するようにしましょう。