「私服でお越しください」何を着たらいいの??
記事更新日 2024年07月17日
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「私服」といわれて、何を着て行こうか迷ったことはありませんか?
就活=スーツと考える学生にとって「私服推奨」「私服指定」は予想外で困ってしまいますよね。
今後の人生を大きく左右する就活。「何を着ていくか」迷うのも当然です。
普段通りの私服でいいのか、「清潔感」「できる人風」である服にすべきなのかなど…
今回は、そんな人生の重大イベントである就活で
私服指定された際の「おすすめの服装」を男女別・NG例と共にご紹介します。
第一印象について
就活において第一印象はとても大きな影響を与えます。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによる「メラビアンの法則」によると、第一印象は3~5秒で決まるといわれています。
その要素の内訳は
・視覚情報55%
・聴覚情報38%
・言語情報7%
の割合とされ、圧倒的に視覚情報の影響が大きくなっています。
このことから就活において、服装選びにも手を抜けないことがわかります。
スーツ・私服の選定基準
企業からの服装指定には様々な表現があり、悩みますよね。
そこで表現別判断基準をお伝えします。
①「服装に関しての記載なし」
=スーツ
就活=スーツとし、特別に記載をしていないケースが多いです。
②「私服可」「私服でも大丈夫です」
「服装自由」「前後の予定に合わせて」
=6・7割程度はスーツ
特に男性はスーツの割合が高いですが、私服でも可です。
③「前後の予定に合わせて」
=文字通り
前後にスーツ指定・私服指定の就活があり、ハシゴをする場合に服が余計な荷物にならないように配慮をしてくれています。
お言葉に甘えて前後の就活に合わせて向かいましょう。
私服でも可です。
④「私服でお越しください」「普段着でどうぞ」
「スーツ不可」「動きやすい服装で」
=私服
「私服で」と書いてあるため私服で向かいましょう。
動きやすい服装で記載されている場合は、体を動かすことや現場見学をする可能性があるため適した服装を選択してください 。
そもそも「私服」の意図は?
就活ではスーツが一般的ですが、 近年は私服就活が増加しています。
インターンのみならず、本選考やなんと最終面接まで私服で行われることも少なくありません。
そこで、企業側が私服指定する意図を理解しましょう!
①TPOをわきまえることができるか、清潔感があるか
就活というビジネスの場に適した服装ができるか、学生に一般常識があるかどうかをチェックしています。
また、「私服指定」と事前に連絡されていることを準備できるか、TPOをわきまえた常識的な判断をすることができるか、なども見極められています。
②自由な社風を表現
社員が制服など指定の衣服を身に着けるのではなく、私服を着る企業が年々増加しています。
特にIT業界やクリエイティブ業界などは規定が厳しくないです。
「自由度の高い社風」をアピールするために社員も私服であることから、就活生にも私服指定をすることが多く見受けられます。
③リラックスしてほしい
「スーツ」を着ると就活モードになり、肩が上がったりしませんか?
スーツというだけでなんだか緊張が増す気がします。
そんな状態で面接をするよりも、少しリラックスをし、いい意味で緊張の少ない状態を作ろうとしている場合もあります。
ありのままの素のみなさんを見極めたいからこその私服指定です。
④センスをチェックしている業界もある
この意図はアパレル業界や美容業界などに多い傾向です。
私服から、センスと企業に合うかどうかを判断している可能性があります。
あらかじめ企業説明会やお店、ホームページから企業の雰囲気を掴んでおきましょう!
私服=オフィスカジュアル!
「オフィスカジュアル」という言葉をSNSや雑誌でよく聞くようになりましたが、そもそもオフィスカジュアルの意味を理解していますか?
「スーツなどかしこまった服ではなく、ラフな服でいい」程度の理解では不十分です。
「オフィスカジュアル」と「ビジネスカジュアル」を比較し、理解していきましょう!
オフィスカジュアルとビジネスカジュアルの違い
ビジネスカジュアル
=企業訪問もできる程度のカジュアルな服装
スーツより柔らかく、ジャケットにスカートやパンツを合わせるイメージです。
オフィスカジュアル
=社内での来客に対応できる程度のカジュアルな服装〈具体例〉ジャケットやカーディガンを羽織り、シャツやカットソーにきちんとしたボトムスを合わせるイメージです。
ビジネスカジュアルよりもオフィスカジュアルの方が「よりラフ」ということです。
私服就活の具体例<男性版>
男性のオフィスカジュアルとは、
・ジャケット・カーディガン
・襟付きシャツ
・スラックス
・チノパン
・革靴
が基本になります。
感覚として、『スーツよりはラフな就活コーデ』くらいが丁度いいと思います。
詳しく解説していきます。
ジャケット
・テーラードジャケット
(=スーツのようなしっかりとした仕立てのジャケット。私服で着るかっちりめのジャケット。)
★1番下のボタンは留めない!
★襟が抜けないように注意!
★ポケットに物を入れすぎないように注意!
・カーディガン(※オーバーサイズはNG!)
・上着
・チェスターコート
・トレンチコート
・ステンカラーコート
★色は黒、紺、グレー、ベージュなどで色物は避ける!
※夏場でも薄手のテーラードジャケットを羽織ることで清潔感やきちんと感をアップさせることができますが、非常に暑いため、無理をして切る必要はないです。(実際に就活で着ている人はごくわずかです。)
トップス
・シャツ
・ポロシャツ
・ニット(※オーバーサイズはNG!)
・ベスト
★色は白、グレー、青、水色などでさわやかな印象に!
★襟付きが基本!
★夏は俗に言う「クールビズ」なのでネクタイはなしでOK!
★シャツはシワがないか確認!
(最近はシワの付きにくいシャツが販売されているので便利でオススメです。)
※ボタンは閉め切るか第1ボタンを開けるようにしましょう。
※寒い時期はシャツの上にベストやニットを着るようにするといいです。室内の暖房と緊張で暑くなることが多いので、ヒートテックはあまりオススメしません。脱ぎ着できるものにしましょう。
ズボン
・スラックス
・チノパン
★色は黒、ベージュ、グレー、デザインは無地が基本!
★ベルトは装飾のないシンプルなもの。黒か濃い茶色がマスト!
★スラックスやチノパンが基本ですが、場合によっては黒のスキニー等でも問題ない!(選考はNG)
★オーバーサイズなどダボっとしたシルエットのものや丈が長すぎる・短いものはNG!
靴
・革靴
★色は黒、濃い茶色!
★靴下は無地、黒、グレー、紺!足首の肌が見えないよう、丈の長いもの!
★靴はビジネスシューズと言われるひも付きのものが望ましい!
※ローファーでもOKとされていますがカジュアルな印象を与えてしまうかもしれません。
インターンなど場合によってはシンプルなスニーカでも問題はありませんが、必ず泥などついていないきれいな状態のものにしましょう。
バッグ
★A4サイズが入るもの!企業から頂く資料は大体がA4サイズ
★荷物は床に置くことが多いため自立するもの !
★色は黒、紺、茶など落ち着いたもの!
※スーツの時に使うリクルートバッグだと堅苦しい印象になったり、服のラフさとアンバランスになりがちなので避けた方がいいでしょう。
※インターンなど場合によってはリュックでも問題はありませんが、明らかに登山用などの大きすぎるものは避け、ビジネスシーンでも使えるものを選びましょう。
必須アイテム
・腕時計
★シンプルなデザインのもの!
※シルバーか革製のものが望ましいですが、場合によってはスマートウォッチやG-SHOCKでも問題はありません。
※その他のアクセサリーは必ず外しましょう。
男性にオススメお手頃ショップ
・UNIQLO
・GU
・無印良品
こちらではジャケットも4000円程度から販売しております。
シンプルなデザインのものなのでこれらのショップが、お手頃な価格でオススメです。
私服就活の具体例<女性版>
女性のオフィスカジュアルは非常に幅広く、普段と変わりなく行ける方も多いかと思います。
その中でもいかに清潔感を出しつつも、自分に似合うものや程よく自分らしさをアピールできるかが重要になります。
女性のオフィスカジュアルとは、
・ジャケット
・ブラウス
・スカート/テーパードパンツ
・パンプス
が基本になります。
しかし、インターン・合同イベントなどのラフな場面では、きっちりしているワンピースでも問題ありません。
自由度が高い分、清潔感を意識しボーダーラインを考えましょう。
ジャケット
・テーラードジャケット
・ノーカラージャケット
・カーディガン
・チェスターコート
・トレンチコート
・ノーカラーVネックコート
★色は暗い色かパステルカラー!
※社会人のオフィスカジュアルではジャケットを着ることも多いですが(ビジネスカジュアルでは必ず)就活生でジャケットを着用している人はそんなに多くありません。室内は暖かいため、カーディガンを羽織る程度でよいでしょう。
※コートも派手な色や柄物は避けましょう。
トップス
・ブラウス
・シャツ
・ニット
・カーディガン
★色は白かパステルカラー!
★デザインはシンプル!
※1年を通してブラウスかシャツを着用しましょう。もちろん暑い時期は半袖OKです!
※オーバーサイズはNGですが、女性は襟がないものでもOKです。
※黒や紺のシャツでも問題ありませんが、白やパステルカラー、ストライプの方が清潔感が演出されます。
ボトムス
・タイトスカート
・フレアスカート
・テーパードパンツ
・ワイドパンツ
★膝丈か膝下丈!
★パンツの場合はベルト着用!
★色は黒、紺、グレーかパステルカラー!
※スカートの方が良いと考える方もいらっしゃると思いますが、どちらでもOKです。こちらも自由度が高いのですが、スカートの丈には注意しましょう。
※花柄、チェック、ストライプなどは問題ありませんが、その色味には注意しましょう。
※スカート・パンツスタイルどちらの場合もストッキングの着用は必須です。マナーです。
※デニムはカジュアルすぎる印象を与えてしまうのでダメージ加工の有無に関わらずNGです!
靴
・パンプス
★ヒールは3~5cmがベスト!(最近はヒールのないものでもOK)
★色は黒、ベージュ、グレーなど!(パステルカラーでも可)
★1年を通してストッキングは必須!
※就活は移動距離が多くたくさん歩くので、歩きやすいものを選びましょう。
バッグ
★自立するもの
★A4サイズが入るもの
★色は黒、紺、グレーなど
※女性も男性同様!
必須アイテム
・腕時計
★シンプルなデザインのもの!
★シルバー、ピンクゴールド、革性のもの!
★スマートウォッチもOK!
※アクセサリーやネイルもシンプルなデザインのものはOKですが、NG企業もあるので気を付けましょう。
※ノーメイクもNGです!マナーとしてナチュラルメイクをしましょう。
女性にオススメのショップ
・UNIQLO
・GU
・OFUON
・ニッセン
・神戸レタス
・fifth
※露出の多い服はもちろんNGです。「常識」と「品格」が欠けていると判断されてしまいます。 襟ぐりの広すぎるカットソーやVネック、短いスカート・短パン、キャミソール、スタイルが強調されるフィットしすぎるデザインのものはやめましょう。
おわりに
「清潔感」「できる人」を意識してください。
私服と言っても型が決まっているオフィスカジュアルですが、一律のスーツより、良くも悪くも相手の印象に影響を与えることができます。
「清潔感」のある「できる人」が着ていそうな服を選び、リラックスして向かいましょう!
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この記事内容の著者
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