【逆質問のやり方】就活での逆質問は最終面接への通過点!
記事更新日 2024年07月18日
この記事内容の監修者
- ジョブトラ編集部
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「何か弊社への質問等ございますか?」
みなさん、必ずといってもいいほど面接の最後にこの質問をされますよね。
「あ、思ったより逆質問の時間が長い」
「1問聞いたら残り15分も余っちゃった、ネタ切れだー」など焦った経験も多いのではないでしょうか。
今日は、逆質問の作り方、考え方、何を聞けばよいのかをとことん解説していきます。
面接未経験の人も、現在真っ最中の人も、ぜひこれを読んでどんどん質問していきましょう!
【就活の面接】逆質問とは?
逆質問とは、面接の最後に必ずといっていいほど聞かれるもの。
企業が学生に対して「何か質問はありますか」という質問のことです。
学生側としては、面接を早く切り上げたいし「特にありません」と答えたいところ。
けれど、それでは「企業に対して興味がないのでは」と疑われてしまいます。
また、この逆質問はただ質問すればよいわけではありません。
企業のホームページを見ればわかるような内容や一般常識を問うような質問は、何も調べていないことを露呈してしまいます。
結果的に、面接官に対して悪い印象を与えてしまう危険もあります。
事前に企業情報を調べ、準備をしておくことが必要でしょう。
さらに、福利厚生や給与についての質問や企業のスキャンダル、不祥事をつつく質問は失礼に当たります。
こうした質問は、採用担当者が応募者に対して悪いイメージを持ってしまうので気をつけなければいけません。
逆質問では、コミュニケーション力やビジネス力が問われています。
下手な質問をして評価を下げてしまわないよう、相手とコミュニケーションをとることが大切です。
質の高い質問を最低3~4つは準備しておきましょう。
【就活の逆質問】面接官によって聞くことを変化させよう!
1次面接の場合
1次面接での面接官は、人事部の方だったり、入社年数の浅い若手社員の方だったりすることがほとんどです。
これらの方に「御社の経営方針を~~~」と聞いたとしても、面接官は困ってしまうかもしれません。
そこで1次面接では、面接官の就活時のこと、仕事内容、社風などを尋ねるようにしましょう。
その際に気をつけることは2つ!
・「はい」/「いいえ」で答えられる質問は控えましょう。
「仕事は楽しいですか?―――はい。」で終わってしまうと、話が盛り上がりません。
答えがたくさん出てくるような質問をしましょう。
たとえば「仕事が楽しいと感じる瞬間はどのようなときですか?」などに変えてみてください。
・1回聞いただけで満足しない!
「仕事が楽しいと感じる瞬間はどのようなときですか?」という質問に答えていただいて、すぐ次の質問に移ってしまうと「こいつ聞いてたんか?」と思われかねません。
次の質問にいきたい気持ちを少し抑え、感想を述べてみたり、関連した追加質問をしたりしましょう。
たとえば「仕事が楽しいと感じる瞬間はどのようなときですか?」という質問に対し、「商談が成立したときかなー」と答えていただいた場合。
「商談はどれくらいの割合で成立するのですか?」や「商談が成立するまでの過程をお聞かせいただきたいです」などの質問を加えてみましょう。
(例)
①面接官について
・1日の仕事の流れを教えていただけますでしょうか?
・仕事でやりがいを感じる瞬間、楽しいと感じる瞬間、面白いと感じる瞬間のエピソードがあれば教えていただけますか?
・○○様から見た、御社らしさ、または御社の魅力はどこだと思いますか?
・仕事が大変なときのモチベーションの源泉はどこでしたか?
・就職をしていた際の軸は何で、なぜ御社を選んだのか教えていただけますか?
・入社してから現在までどのようなキャリアパスを進んでみえたのか教えていただけますか?
・入社する前後でギャップはありましたか?
②仕事内容について
・現場で働くにあたって、日々意識されていることを教えてください
・御社の社風は○○だと伺っており、○○様から見た何かそれを象徴するような具体的なエピソードなどあるでしょうか?
・1年目の仕事内容はどのようなものでしたか?
2次面接の場合
2次面接の面接官は、職務経験の長いマネージャー職の方であったり、現場に出ている社員だったりすることがほとんどです。
就活や新人時代の話を聞いても、「10年も前のこと覚えてないよ…」といわれてしまうかもしれません。
そのため、現在の仕事の話はもちろんのこと、積極的に事業内容を質問してみましょう。
その際に気をつけることは、「○○はなんですか?」などと一問一答式にならないこと。
仮説検証質問を心がけましょう。
仮説検証質問とは、聞きたいことに対して自分の仮説を立て、提示した後に実際のことを質問することです。
たとえば具体的に新規事業について聞きたい場合、
「新規事業は何をしていますか?」
「新規事業において○○という製品を作成された話を聞いたのですが、○○○○という経緯があったのでしょうか?」
この2つの質問ではどちらのほうが答えやすいでしょうか。
圧倒的に後者の方が答えやすく、企業について調べてきたように聞こえますよね。
前者の質問では、新規事業が複数あった場合どれから、どのように説明すればいいのか面接官が困ってしまいます。
面接官が答えやすい質問をすることもひとつのポイントです。
(質問例)
・個人目標はどのように設定されていますか?
・○○という事業において、どのような経緯があったのか教えていただけますでしょうか?
・○○という企業理念が表れていることやできごとについて、何か教えていただけますか?
・ホームページに○○と記載されていたのですが、具体的な事例を教えていただけますか?
・○○様は○○の部署で働いているとおっしゃられていたかと思いますが、具体的な担当業務を教えていただけますでしょうか?
・(競合他社)A社との違いは○○であると考えるのですが、○○様のご意見を教えていただきたいです。
最終面接の場合
最終面接は、役員や経営者の方にお話を聞く貴重な機会です。
それまでの面接で社員さんから聞いた意見や、OBOG訪問で深めた内容をまとめるとともに、経営について聞いてみるのもいいかもしれませんね。
(質問例)
・御社の◯◯という理念に共感したのですが、その実践のために取り組んでいることを教えてください
・御社のビジネスモデルの特徴は○○にあるのではないかと理解しています。このモデルに至った経緯をお教えいただけないでしょうか?
・御社はアジア諸国への進出を積極的に進めておられますが、今後の海外での事業展開を教えてください
・今後特化していきたい製品・サービス、御社として導入したい制度はありますか?
・IT化を進めていると伺いましたが、今後社員はどこに注力すべきだとお考えですか?
・OB訪問で○○聞き、御社の方針に魅力を感じました。○○の方針を決定した経緯を教えていただけますでしょうか?
・〇〇様は社員の皆さんに対し、どのように業務に臨むことを求めていらっしゃいますか?
就活の逆質問は「自分をアピールする最後のチャンス」
逆質問は自分をアピールできる最後のチャンスです。
逆質問にそれとなく、自分の長所や資格、経験を織り交ぜてアピールしましょう。
(質問例)
・○○という資格を持っているのですが、御社で必要とされる資格や入社後に取るべき資格はありますか?
・私は○○が長所なのですが、御社でご活躍ご活躍されている社員さんに共通する特徴はありますか?
・○○の経験は、御社の営業部門で貢献できると考えていますが、足りないスキルや経験はありますか?
・○○という仕事をアルバイトで経験したのですが、御社にも同様の仕事はありますか?または、この経験を活かせる場はありますか?
・○○という経験を通して○○に携わりたいと考えているのですが、御社で仕事を行ううえで可能ですか?
自分のアピールばかりに尺を取り、しつこくなってしまわないようにしましょう。
まとめ
逆質問は、使いまわせる質問と、企業によって考えておきたい質問にわかれます。
志望度の高さを企業にアピールするため、事前準備を怠たることなく備えたいですね。
私は、一度面接で「御社の事業について~~~~~~と考えたのですが、自分の理解は正しいでしょうか?」と聞いたところ、面接官の方に「よく調べてるね、ありがとう」といっていただけて嬉しかった経験があります。
逆質問の準備をしておくことで、好印象を残せます。
本番で焦らないように、最低3~4問しっかりと準備して面接を乗り切りましょう!
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