海運業界は、なぜ働きたい業界ランキングで上位に来るのか?

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記事更新日 2022年09月27日

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この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
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海運業界のお仕事とは

1.海運業界とは
海運業に携わる仕事全般を海運業界に含みます。
簡単に言えば、海上輸送に関わる仕事全般。海上輸送は時間はかかるもののコストが抑えられるので、ほとんどのモノが船で運ばれていると言っても過言ではありません。
また、船で運ぶのは貨物だけではありません。人間を運ぶ旅客輸送も海運業に含まれます。
言うなれば人々の生活を根底から支える、大切な仕事です。
主に海外とやり取りする外航海運と、国内に運ぶ内航海運の2種類。

2.陸上のお仕事
メーカーや商社と契約を結んだりする営業職を始め、船の手配や運行管理を行うのが陸上での業務。陸上職と言われています。
船の開発や建造も陸上職。開発に係るコスト削減や船の管理など、様々な分野で活躍のチャンスがあります。
内航海運におけるトラックの配送手配などもそうですね。

3.海上のお仕事
文字通り、船に乗って行う仕事です。こちらは陸上職に対し海上職。
航海士や機関士など船の運航に係る仕事や、旅客船で料理をふるまう料理人などもそうです。
主に技術系や専門系の仕事が多いのが特徴ですね。

海運業界にはどんな企業があるの??

学生が海運業界に抱いているイメージは、「給料が良い」「優秀な人が多い」「将来性がある」というものが多いようです。
実際のところはどうなのか?ここでは代表的な3社を見てみましょう。

1.日本郵船
Nippon Yusen Kabushiki Kaishaの頭文字をとってNYKグループと呼ばれることも。
主に事務職・技術職・総合職がある陸上勤務と、船舶職員や海上技士が含まれる海上勤務とに分かれています。
海運業の他に不動産や研究開発事業も行っており、日本の高度経済成長期を支えた歴史を持つ、安定感のある企業。
平均年収は900万~1000万円程度です。

2.商船三井
「アリゲーター」のマークがトレードマーク。
かつて三井船舶と大阪商船が合併した大阪商船三井船舶が前身で、後に商船三井と社名を改めました。
英文名のMitsui O.S.K.LinesのO.S.KはOsaka Shosen Kaishaが元になっています。
海運業だけで幅広く取り扱っており、海運業のスペシャリストとも。
合併した歴史故か、個性を重視する多様な価値観のある企業といわれています。
従業員数は1000名弱、平均年収は900万円以上も。

3.川崎汽船
本社を千代田区、本店を神戸に置き、事業規模は日本郵船・商船三井に次いで国内3位。
アジアの船会社との連携に特化しています。
コンテナ船がメイン。
他の2社と異なり財閥系ではないので、自ら道を切り拓くチャレンジャー精神旺盛な企業です。
平均年収は500〜1000万円程度。

志望動機を考えるときに知っておきたい!海運業界で働く魅力は?

本音を言えば、「給料が良いから」という理由で選ぶ学生は多いかもしれません。
ですが、良い給料を得るには相応の働きも必要です。
海運業界の魅力を知り、志望動機に活かすことで、企業に稼ぐ気があること、やる気のあるところをアピールしましょう。

魅力①日本経済を根底から支える
日本の輸入物資の内、99.7%が海上輸送であることをご存知でしたか?
(2015年時点)
つまり海運業に携わることは、日本経済や日本の人々の生活を支えているといっても過言ではないのです。

魅力②少数精鋭でキャリアアップ
海運業への就職は狭き門。
ですが採用されれば、最初の数年は様々な部署で数多くの経験を得られます。
早く経験を積んでキャリアアップしていきたいという人にはオススメ。

魅力③グローバルな仕事を目指す方に
何と言っても最大の魅力は、海外とやり取りができることかもしれません。
書類や貨物の繊細なやり取りを、リアルタイムで海外とやり取りする必要があります。
商社や外資系企業でバリバリ英語を使って仕事をしたい、と考えている方は、併せて海運業界も視野に入れてみると良いかもしれません。

就職活動で海運業界に合格するには?

これだけの魅力を持つ海運業界は、かなり狭き門でもあります。
新卒採用は上記の3社だけでも
日本郵船:30名程度
商船三井:25名程度
川崎汽船:15名程度
と、かなり少数精鋭。
他の業界では「同期が100人」なんてざらにありますが、商社も含めグローバルな仕事には本当に戦力となる人材が求められます。
そこで、そんな狭き門を潜り抜けるためのポイントを3つにまとめました。

1.テスト対策は万全に
業界によっては、採用を多く取って過酷な営業でふるい落とすところも少なくありませんが、海運業界ではテストやグループディスカッションのレベルの高さで一気に人数が減らされることが多いです。
エントリーシートの段階で出身大学や資格も重要視はされますが、何より大切なのは実力。
学歴や資格があるからといって対策を怠れば落ちますし、学歴や資格に自信がなくとも経験があれば勝ち抜ける可能性もあります。
また、面接自体は人格を知るための柔らかいものが多いようなので、テスト対策さえしっかりしていれば合格の可能性は上がるでしょう。

2.各社のカラーを良く知ること
海運業界は狭い業界であり、業務内容も似通っています。
説明会などで各社のカラーを良く知り、自分にとって最適と思える1社を選びましょう。

3.主体性のある人材が求められる
営業であれ総合職であれ、時に海外との交渉も多く求められる仕事がほとんどです。
相手に流されず、主体性をもって物事をすすめられる人材が求められていることを覚えておきましょう。

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