「御社が第一志望です!」は最大の地雷ワード

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記事更新日 2022年09月27日

26卒就活サマーインターンシップ就活免除

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
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「御社が第一志望です!!!!」

 

いまや就活の代名詞とも言えるこのセリフ。就職課の面接練習などで頻繁に口に出している方も多いだろう。

 

しかしこのセリフ、実を言うと就活生の内定率を下げる最大の地雷ワードのひとつなのだ。

 

よっぽどのことがないかぎり口にしない方がいい。

 

モテスパイラルの法則

そもそもの前提として、企業が欲しがるのは優秀な人材であって、決して志望度の高い人材ではない。

 

もちろん優秀でかつ志望度の高い人材が来てくれれば言うことはないわけだが、そんな人材は「床上手の処女」のようなもので、現実にはほとんどお目にかかれない。

 

さすがに人事担当者もその程度のことはわかっている。

 

そしてここから先が重要なのだが、志望度の高さと優秀さは基本的に反比例すると人事担当者は肌で知っている。

 

志望度の高さをアピールすればするほど、「こいつはあんまり優秀じゃないのかな」と人事担当者に思わせてしまうのだ。

 

「志望度の高さと優秀さは基本的に反比例する」と言われても、これを読む就活生のみなさんはピンとこないかもしれない。

 

しかしこれはかなり普遍的に見られる現象で、超大企業からいくつもの内定をもらうスーパー就活生ほど、どの会社に行くかにそれほどこだわりを持っていない。

 

筆者はこれを「モテ・スパイラルの法則」と名付けた。

 

恋愛で例えよう。

 

基本的に容姿端麗でアプローチしてくる異性の数が増えれば増えるほど、美女(美男もだが)は恋愛に対して「余裕」を持ち出す。

 

別に急ぐ必要はない。

相手はいくらでもいるのだ。

悠々と時間をかけて相手を吟味すればいい。

 

そんな「余裕」が周囲には魅力的に映り、さらに美男美女はモテていく。

 

逆に容姿に恵まれない男女は、恋愛に必死になる傾向がある。

「余裕」などカケラもない。

 

なんとかしなきゃなんとかしなきゃと焦り、その焦りがキモさに繋がり、さらに非モテになっていく。

 

就活においてもこの「モテ・スパイラルの法則」は確実に存在する。

順調に就活を進める学生ほど態度に余裕が生まれる。

 

その余裕が自信につながり、自信は優秀さとして人事担当者に錯覚される。

モテる就活生はさらにモテ、就活がどんどんうまく進んでいく。

 

一方、「御社が第一志望です!!!」などとあらゆる企業で絶叫してしまう就活生はどうだろう。

 

「うち程度の会社が第一志望?てことはそんな大した学生じゃないな」と人事担当者からは舐められ、人事の冷たい視線がさらに就活生を委縮させ、しょんぼりした態度からさらに人事担当者の視線は厳しくなり、就活生はさらに委縮し、結果届くのはお祈りメールだ。

 

このように、

「御社が第一志望です!」

という言葉は

 

「私は自分に自信がありません」

という言葉とほとんど同義なのだ。

 

筆者がこの言葉を最大の地雷ワードと断ずる理由がここにある。

 

 

モテを偽装しろ

それでは、どうすればいいのか?

 

「弊社は第一志望ですか?」

などと聞いてくる面接官もいる。そんなときはなんと答えれば良いのだろう。

 

模範解答はこうだ。

 

「そうですね、御社の〇〇な部分には強く惹かれますので、ぜひ入社したいと強く志望しています。ただ他の選考もまだまだ残っている状態ですので…。無責任に第一志望と申し上げることはできません」

 

こう返せば、

「他にはどんな企業様の選考が残っていますか?」

 

などと聞いてくるだろう、そうすればしめたもの。ここですかさず、面接中の企業よりも格上の企業の名前をバンバン出すのだ。

 

それは結果として「私はこんな格上からも求められているんですよ?めちゃくちゃ評価されてるんですよ???」という強烈なアピールになる。

 

格上企業の名前を出すだけで。

もちろん、本当は全て選考落ちしている会社で全く構わない。

 

「みんなの就活」あたりを見ればどの企業が今どのくらいの選考状況なのかはすぐにわかるだろう(こういう事前リサーチはしっかりやること)。

 

この方法を筆者は「社会的評価のハッキング」と呼んでいる。

はっきり言って、人間が人間を見る目などずいぶんと適当なものだ。

 

就活セミナーなどで人事担当者は自分がさも千里眼を持っているかのようなことを言いたがるだろうが、あんなものは学生向けのハッタリに過ぎない。

 

誰が優秀で誰が無能かなど、実際に仕事を任せてみないとわからないものだ。数分程度の面接やグループワークでわかるのは、本当の本当に表面的な部分に過ぎない。

 

だからこそ「社会的評価」という飛び道具を使う。

 

「この学生は格上企業の採用段階を着実に進んでいるらしい。ということは、まだ入社4年目の自分には見抜けなかっただけで、本当は極めて優秀な学生なのではあるまいか…?」

 

人事担当者をそんな風に錯覚させられたら儲けものである。

 

あなたは口下手であってもそれは「寡黙な思慮深さ」に、落ち着きがなければ「頭の回転の速さ」に、履歴書の字の汚さでさえ「天才肌」として解釈されるだろう。

 

人間が下す人間への評価などそんなものだ。

 

おわりに

「御社が第一志望です!」というのは、「自分はあまり魅力のない人材です!」と大声で絶叫するに等しい。

 

そんなことを言えば、あなたの評価はどんどん下がっていく。

自分を安売りしてはならない。安値には底がない。

 

そうではなく、価値がある存在であるように振舞うのだ。

みんなが自分を求めているという風に振舞うのだ。

 

社会的評価をハッキングしろ。

それを成し遂げて、ようやく本当に価値ある存在に変身できる。

 

「ウソから出たマコト」というが、初めからマコトだった者などひとりもいない。

 

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