内定を勝ち取りたいなら「原体験作り」をせよ!【日東駒専から大手へ!有名企業内定獲得の体験談】
記事更新日 2024年08月16日
この記事内容の監修者
- ジョブトラ編集部
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「大手に就職したいけど自信はないし、どうせ受からない」
そう思って引っ込み思案になっている学生も少なくないのではないでしょうか。
コロナ禍ということもあり、就職活動に不安を感じ、早期からインターンやセミナーに参加している学生も多いのではと思われます。
就職活動において、必ず聞くであろう「学歴フィルター」。
正直な話、まだまだ日本の新卒採用にこの風潮は残っています。
学歴フィルターがあるという事実を目の当たりにし、就活に対して消極的になっている学生も少なくありません。
しかし、早慶や有名国立大学といった「学歴フィルターにかからない大学」が必ずしも大手企業に就職できるとは限りません。
逆をいえば、学歴フィルターに引っかかるかもしれない大学に在学していても、大手企業の内定を勝ち取り、高学歴に負けない活躍をしているOBが数多く存在しているのも事実なのです。
「誇れる学歴がなくても大手の内定を勝ち取りたい。でもどうすればいいの?」
この超難題を解決するには、実際活躍しているOBに聞くしかありません。
そこで今回は、現在大手IT企業の営業部でご活躍されているMさんにインタビューをし、詳しいお話を伺ってきました。
今回話をお伺いした先輩OBのプロフィール
今回お話を伺った先輩についてのプロフィールです。
Mさん
経営学部 経営学科卒業
2017年に大手IT企業入社
営業チームで最年少リーダーに就任
就活の軸は原体験から考えろ
IT業界に就職された理由を教えてください。
元々、将来は家業を継ぎたいと考えていて、その家業に貢献するためにはITの知識が必要だと考えIT業界を志望していました。
あと、シンプルにITに興味があったというのも理由のひとつです。
大学時代は不動産会社やITベンチャーで長期インターンをしていたこともあって、インターンを通して自分が興味のあることや、何をしている時が楽しいのか、というのがわかってきました。
なるほど。長期インターンでの経験が就職活動でも活きたということですね。そこから見えてきた就活の軸はどのようなものだったのですか?
「若手から裁量権がある環境」ですね。
私は、自分自身が成長できる環境って、研修など与えられた機会ではなく、「若手から裁量権がある環境」で自ら打席に立って経験を積める環境だと思っていて、これを軸に考えていました。
またその打席というのが具体的には「新規サービス立ち上げや複数の事業に関わることができる機会」だと思っていたので、そういう事業展開をしている会社を中心に就活を行いました。
先ほど、長期インターンの経験が活きたと話しましたが、長期インターンをやっていたから就活で有利になったということではないと思います。
私は現在、採用の面接官を担当することもありますが、同様に長期インターンをやっているからといって評価が上がるわけではありません。
そこで何を学び、どのように行動したかを言語化できることが大切だと思っています。
『一緒に働きたい』と思われる学生は面接がひと味違う
面接官もされているのですね。面接を担当していて「受かる学生」と「落ちる学生」の違いはどのようなところにあるとお考えですか。
「一緒に働きたい」と思うかどうかですね。
鉄板のガクチカは、みんな完璧に話せるようにしてきてくれるんです。
他の質問をされたときにもガクチカと同じエピソードをまた話されると「うーん…」となってしまうことが多々あります。
質問に応じて解答を変えることができる対応力が大切ですよね。
そういったところも面接では見ています。
面接に挑むにあたって、引き出し(エピソードの数)は多い方が絶対いいですね。
その方がその人の人柄や適性も理解できますし。
それが「原体験に時間を割け」という教訓に繋がっているのですね。
はい。
でも、ここで勘違いしてはいけないのは「長期インターンをやればいいのか」「サークルでリーダーになればいいのか」と思ってしまうことです。
面接では、エピソードの結果が重要視されることはあまりありません。
ですのでアクションを起こした際に何を考えたのか、何が楽しかったのが、ということを経験から考えるようになればベストですね。
そこで初めて自己分析ができると私は思います。
「自己分析が大切」とよく言いますが、原体験がないのに「自己分析をしよう」というのはかなり難しいと思います。
3年生のこの時期から原体験を作るのでも遅くないです。
バイト、サークル、インターン、ゼミ、なんでもいいと思います。
日頃から物事を淡々とこなすのではなく、「何を学んだのか」「どうすればより良くなるのか」など、考えることをやめないのが大切ですね。
実際の面接でMさんが特に意識していたことを教えてください。
シンプルに話すことを意識しました。
いらない情報を削ぎ落とし、一気に喋らないのがコツですね。
これは、身近な先輩にアドバイスをもらって改善することができました。
実際、話しすぎてしまう癖があるので(笑)
さらにいうと、就活生の中には「ES(エントリーシート)を音読するように話す人が多いな」と感じます。
これは面接官を経験して感じたことです。
全然それは悪いことではないんですけど「その情報は見ればわかるんだよなぁ」となってしまうんですよね。
面接では学生の価値観や特徴を知りたいので、簡潔に答えてくれると嬉しいです。
時間も決まっていますし、多くの質問ができるテンポ感があれば、学生のことを深く知ることができると思います。
エピソードを聞きたいというよりは、そのエピソードで何を考えて、どんな行動をしたかということですね。
面接は簡潔に。肝に銘じておきます!他に、面接で意識したことはありましたか?
熱量を伝えることも意識していました。
論理的な思考ももちろん大切ですが、「入社したらこれだけ貢献できる」「やり抜く力がある」ということを伝えようと努力していました。
面接官をやっていても、熱量を感じる学生がいると「一緒に働きたい」と自然に思ってしまいますね。
あとは、ノンバーバルコミュニケーション。
言葉以外の部分でも感覚的に「あ、この人と一緒に働いたら楽しそうだな」と思う魅力のある学生は、少し何かが物足りなくても通すことがあります。
ご自身が学生の時も「一緒に働きたい」と思われることは意識されていたのでしょうか。
はい、常に意識していましたね。
今振り返っても、最後は「一緒に働きたい」と思ってもらうことが内定の決め手になったのかな、と思っています。
採用する側も、学生に特別な能力や実績は望んでいませんし、できるとも思っていないと思います。
逆にいうと、むしろ平等なんですよね。
だからどれだけ自分という人間を知ってもらえるか、いかに自分を売り込むことできるかが大切だと思っていて、これは日頃営業活動をしているうえでも大事なスキルだと思っています。
OB訪問しなきゃ会社の雰囲気なんて分からなくない?
OB訪問も10名以上されたと伺いました。どのような手段で社員に接触していたのですか?
主にOB訪問ツール(スマホアプリ)を使っていました。おそらく皆さんも使っているようなものです。
片っ端からOB訪問の申請をしていた感じですね。
OB訪問をする上で、意識すべきことや実践していたことはありますか。
特別なことは何もしていなかったと思います。
あらかじめ質問を用意して、聞いていたくらいです。
多くの社員に会って、「この会社ではどういった人が多いのか」「どのような志を持って仕事に取り組んでいるのか」「活躍している人はどんな人なのか」ということを会話しながらつかむようにしていました。
OB訪問をしたことでのメリットは何かありましたか?
私はこのOB訪問を続けることによって、自分が一番活躍できる場所を選ぶことができたと思っています。
最終的に、大手インターネット広告会社、大手人材会社などからも内定をいただきました。
そこで、自分が一番活躍できる環境がどこかということを考えたときに今の会社が一番だと思ったんですね。
この判断は今でも正しかったと思っています。
入社してからのミスマッチを減らすためにも、OB訪問は有効な手段だと思います。
就活中「これはミスったな...」と思ったことはありますか?
就活中はあまりなかったと思います。
でも、社会人になって数年経った今、「もっとチャレンジして、いろいろな企業を受けておけばよかったな」と少し後悔はしています。
正直なところ、学歴の壁は結構感じていたところもあり、消極的になっていた部分はありました。
あと、業界をITに絞り過ぎたところですかね。
今、大手広告代理店の方とお仕事をさせてもらうことがあるのですが、「こんなこともしているのか、楽しそう」と思うこともあります。
決めつけないことが大切ですね。
実際、就職されてから学歴のハンデを感じることはありましたか?
入社してからは全く感じませんでした。今も感じていません。
私の同期は4割が早慶、5割がMARCH、他が1割のような割合になっていると感じます。
それでも最年少でチームリーダーを任せていただけているのもあり、「学歴は関係ないんだな」と日々感じています。
ですので、「学歴が低いからどうせ無理」と考えずにチャレンジして欲しいと思います。
もちろん全ての選考において平等とはいかないかもしれません。
ですが可能性がゼロでないことも確かです。
自分の強みは何なのか、この会社にどのように貢献できるのかをしっかりと伝えることが何よりも大切だと思っています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
先輩OBのお話によれば、正直なところ、学歴に対して消極的になっていた部分もあるとのことでした。
けれど、実際に働いてみないとわからないですし、実力次第で学歴の壁を超えることもできるということがわかります。
自分をよく知り、「一緒に働きたい」と思ってもらえること、どうやって会社に貢献できるかを伝えることなど、学歴にこだわらず「伝えること」を大切に就活を進めていきましょう。
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