語学力は就活で百難を隠す!TOEIC LR試験で800点を獲得する方法
記事更新日 2024年07月19日
この記事内容の監修者
- はるじぇー
- 「大人の英語学び直し」「語学留学・ワーホリ準備」のための英語学習サービスを完全オンラインレッスンにてハルヨンにて提供中。 著書「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」。 語学学校サウスピークの共同創業者でした。
就活において、最もウケのいい語学力は「英語力」です。
英語力を高めて就活を成功させるために、TOEICで高得点を獲得しようと努力している学生は多いでしょう。
この記事では、英語力を高めようとしている学生たちに向けて、英語力が上級者に到達したことを示す資格「TOEIC LR試験 800点」を獲得するための方法を解説していきます。
就活における「TOEIC LR試験 800点」の位置づけ
就活において、TOEIC LR試験(以下TOEIC)800点を持っている人は「英語を使って能動的な仕事をしていくことができる人材だ」と判断されます。
たとえ今は英会話能力がゼロであったとしても、英会話ができるようになる下地があるので、2〜3ヶ月も英会話の訓練をすれば英会話は出来るようになるはずです。
一方、日本の平均的な大学生の点数であるTOEIC400点だと、1年以上英会話の訓練をしても、満足に英会話が出来るようになれないケースが多いです。
上記のような理由もあって、TOEIC800点を持っている人は就活において「英語をビジネスで活用するための下地が出来上がっている人材」と見なされます。
よほどの難関企業でもない限り、「英語力が不足している」という理由で書類選考を落とされることはなくなるでしょう。
これがTOEIC600点だと「定型的なメールのやり取り」など、難易度が低めの受動的な業務しかできないと判断されがちなので、かなり心もとなくなってしまいます。
そのため、せっかくTOEICの勉強を頑張るのであれば、800点を目指して勉強を進めていくことをオススメします。
TOEIC800点は語学力以外の部分でも強みになる
TOEIC800点は、単に語学力のアピールになるだけでなく、あなたの「勤勉さの証明」にもなります。
実際、私も英語教育の現場にいた中で、「TOEIC400点の生徒」と「TOEIC800点の生徒」がいたら、後者を「継続して努力をできる生徒である」と判断していました。
TOEIC800点は努力せず適当に勉強しただけで獲得できる水準ではないからです。
公式発表によると、2019年12月度のTOEIC Listening&Reading 公開テストの受験者全体の平均点は595点。
しかし、英語教育の現場から見ると、英語をそれほど勉強せずに大学生になった生徒たちの平均点は350〜420点くらいに思えます。
さらに、東京大学の文系大学院生のTOEIC平均点が800点であることを考えると、TOEIC800点はかなりの難易度だと分かります。
そう、数ヶ月英語を勉強した程度では絶対に到達出来ないのがTOEIC800点なのです。
そんなTOEIC800点を持っていることは、就活において、あなたの勤勉さや努力家な一面をアピールする実績にもなるのです。
就活のためにTOEIC800点目指したい学生におすすめの勉強方法
就活において、TOEIC800点は高い英語力と勤勉さを示す資格です。
就活を成功させるためにも、ぜひ獲得しておきたいですよね。
しかし、TOEIC受験者全体の10%程度しか獲得できない800点以上を目指すためには、どのように勉強していけばのでしょうか。
ここからは、TOEICで800点を獲得するための勉強法を「大学受験時に英語が得意科目だった人」「大学受験時に英語をあまり勉強をしなかった人」に分けて解説していきます。
大学受験時に英語が得意科目だった人のTOEIC勉強法
大学受験を真面目にし、英語科目を得意科目としている人であればTOEIC800点はそれほど難しくはありません。
すでに勉強方法も確立されているでしょうから、1日3時間の英語学習を1年程度、勉強時間を約1,000時間確保出来れば、目標点である800点に到達できるはずです。
具体的な勉強方法として、以下の問題集をやり込むことをオススメしています。
公式TOEIC Listening&Reading問題集
勉強のときには、本書に出てくる英文・英単語はすべて暗記し、Reading Partのリスニング音源をダウンロードして聴き込むのも忘れずに!
また、大学受験時にリスニング学習をあまりしてこなかった場合は、これから毎日2時間以上を目安としてリスニング学習を行いましょう。
移動時間やスキマ時間をすべてリスニング学習に充てるようにしてくださいね。
大学受験時に英語をあまり勉強しなかった人のTOEIC勉強法
大学受験時に英語学習をあまりしなかった人の場合、1日3時間の英語学習を最低2年は続ける必要があると思ってください。
大学受験時に英語をそれなりに頑張った人たちの多くは、高校2年から3年にかけて毎日2〜3時間は英語学習をしています。
大学受験時に英語をあまり勉強しなかった人は、その差を埋める必要があるのです。
TOEIC勉強を始めるときには下記の書籍を使って、自分に最低限の英文法が身に付いているかどうかを確認するところから始めてください。
入門英文問題精講4訂版
この2冊の参考書の内容理解が怪しいということであれば、よりやさしい水準から英語学習をやり直す必要があります。
人によっては、中学英文法から学び直す必要がある場合もあるはずです。
この2冊の参考書の内容が問題なく理解できるのであれば、TOEIC LR試験の公式問題集に着手していってください。
英語学習をやり直す方に、私が最も伝えたいアドバイスは「語学学習に一発逆転はない」ということです。
語学学習では、学習の質はもちろんのこと、学習時間が何よりも重要なのでコツコツ積み重ねていくのが一番の近道です。
このように地道な努力が必要だからこそ、TOEIC800点は「勤勉さの証」として認められているのです。
TOEIC800点を目指す就活生はオンラインも活用して英語力を高めよう
英語力を手っ取り早く身につける手段として、語学留学という選択肢があります。
6ヶ月の語学留学で北米地域であれば150〜250万円。
格安と言われるフィリピン留学でも6ヶ月で150万と非常に高価な選択肢にはなりますが、日本の日常生活の全てから離れて、英語学習に特化することができました。
先に紹介した『就職活動が面白いほどうまくいく 確実内定』の中でも、「語学にも自信がなければ思い切って就職浪人を選択し、留学するのもアリ」といった記述がされているほど、留学は語学学習にもってこいの手段でした。
しかし、COVID-19の影響を受けている2020年現在、語学留学の選択肢は選べません。
COVID19が落ち着くまで、今後少なくとも1年は語学留学もワーキングホリデーも難しいでしょう。
場合によっては、この先2〜3年は語学留学が難しいかもしれません。
語学留学が難しいうちは、日本の語学学校や予備校、オンライン英会話レッスンを活用する必要があります。
ただ、異文化理解など語学留学でしか学べないこともあるものの、英語力を向上させることは日本にいても充分にできます。
そして、その方法論も確立されているので安心してください。
今後数年間は語学留学にこだわるのではなく、日本で英語力を上げきって、オンライン英会話レッスンを通じて英会話能力を高めていく学習方法を選択しましょう。
ただし、「3ヶ月でTOEIC LR試験の点数が平均~点アップ!」みたいな営業文句で詐欺的に顧客を勧誘している語学学校も数多く存在するため、どのオンライン英会話サービスを選ぶのかは細心の注意が必要です。
英語学習には時間がかかるけど、就活生はTOEIC800点を目指そう
英語学習にはとても時間がかかります。
だからこそ、就職活動を始める前にTOEIC800点を取っておいたほうがいいです。
社会人になると学生時代よりもずっと、勉強に充てられる時間は減ってしまいます。
そんな中で英語力を身につけるのは非常に難易度の高いことなので、学生のうちに英語力を身につけておくのがベストなのです。
理想は、大学入試が終わった直後から英語学習を始めて、大学2年生の終わりごろにはTOEIC800点以上の英語力に到達すること。
もし可能であれば「専門科目やゼミも英語で開催されているものを受講する」といった学習計画を取ってください。
今は、COVID-19の影響で自宅で過ごす時間が増えている方が多いはずです。
自宅で過ごす時間を有意義にするためにも、今のうちに語学学習に専念するのがオススメです。
きっとCOVID-19終息後には、この自粛期間に何をしていたかで、選べる選択肢の幅が格段に違ってくるでしょう。
また、もっと長い目で見たときに、英語ができる人と英語ができない人の間では、キャリアにおいて選択肢の幅が段違いに異なるものです。
ぜひ、勉強に費やせる時間があるうちに、しっかりと英語を学んでおきましょう。
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この記事内容の著者
- はるじぇー
- 「大人の英語学び直し」「語学留学・ワーホリ準備」のための英語学習サービスを完全オンラインレッスンにてハルヨンにて提供中。 著書「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」。 語学学校サウスピークの共同創業者でした。