これでグループディスカッションは安心!タイプ別クラッシャー対策
記事更新日 2024年07月19日
この記事内容の監修者
- ジョブトラ編集部
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皆さんこんにちは!
さて、今回は本選考でも多く実施されると考えられるGD(グループディスカッション)について書きたいと思います。
みなさんはグループディスカッションで「クラッシャー」という言葉を聞いたことがありますか?
クラッシャーとは、グループディスカッションにおいて他の参加者の妨害行為に成り得る行動を取る人にあたります。
今回はクラッシャーをタイプごとにわけて、対処方法をご紹介します!
クラッシャーへの対処法を身につけて、どんなチームでも確実に結果を出せるようになりましょう!
タイプ別クラッシャーとその対処法
今回は以下の15のタイプについて、クラッシャーの分析をしていきます!
みなさんもご自分が当てはまっていないかを考えつつ読んでくださいね。
1自己主張が強い人
2常に否定をしてくる人
3人の意見を遮る人
4ロジックが飛躍する人
5ロジックに固執する人
6最後に「そもそも」で議論ひっくり返す人
7しゃべらない人
8意味不明型
9自分の話をしたがる人
10イエスマン
11アイデアだししかしない人
12終わった話を掘り返す人
13司会に不向きタイプ
14ルール完全無視タイプ
15うるさいタイムキーパー
①自己主張が強い人
・特徴:空気を読まず、とりあえず目立ちたがり屋。自分の意見を押し進めたがる人が多い傾向にあります。
・対処法:他の人に話を振りましょう。他の人も発言できる環境を作ることが大切です。
「一人30秒で意見を発表しましょう」と提案してから、全員に均等に話を振ることで発言量をコントロールできるでしょう。
それでも止まらない場合、意見を出し切らせる方法もあります。
「それはよいアイデアですね、他の側面から考えられたらよりよい案になりそうですね」と深掘りすることで、話せることを話し尽くさせます。
そうすることで話すことがなくなり、結果、黙るでしょう。
②常に否定をしてくる人
・特徴:誰の意見にも賛成せず、「無理」などの言葉で全てを否定。これは優秀な学生に多い傾向があります。
・対処法:否定した内容が優れていれば、その案を受け入れて方向転換するのもよいでしょう。
そうでない場合、否定したいだけの場合なら、「代替案はありますか」と聞くことで対処が可能です。
アイデア出しの段階であれば、「今はアイデア出しなので検討は後にしましょう」といってしまうのもひとつの手です。
③人の意見を遮る人
・特徴:人の意見を途中までしか聞かず、自分の意見を話しはじめてしまいます。
・対処法:オンラインでは声が飛んでしまう場合もあるので、それを理由に「順番に話しましょう」や「Aさんが話し終わったらBさんお願いします」などファシリテーションしましょう。
それでも対処できない場合、順番に発言するなどのルールを決めてしまうのもおすすめの方法です。
④ロジックが飛躍する人
・特徴:思っていることをそのまま発言してしまいます。
A=B、B=C、A=Cという流れで説明がつくものを、いきなりA=Cと説明するなど。
極端な例を挙げるとすると、みんなで食べ物の話をしているのに、スポーツの話をしはじめる人がいる状態です。
・対処法:一度意見を受け入れたうえで、「根拠はありますか?」と聞いてみましょう。
また、意見を絞る際には判断軸を決定し、基準に足りないという理由でロジックのない意見は切り捨てるのも得策です。
⑤ロジックに固執する人
・特徴:ロジックにこだわりすぎる傾向があります。データがないにも関わらず、根拠がないと否定し、先に議論を進めません。優秀な学生に多い傾向があります。
・対処法:下手に出て教えてもらうのが一番よいでしょう。
「頭が悪くてすみません、○○って何ですか?」と一つひとつ確認していきましょう。
また根拠がなく話が進まない場合は、仮定をおいて話を進められるかどうかを確認します。
仮定をおけるようであれば仮説をもとに考えてみましょう。
⑥最後に「そもそも」で議論ひっくり返す人
・特徴:残り時間が少ないなかで、「そもそも~」と指摘をしはじめたり、議論を止めにかかったりします。
・対処法:「おっしゃる通りですね」と一度肯定します。
そして、「もう残り時間も少ないので、これまでの意見から結論を導きましょう」と話を進めましょう。ここで、最初から否定しないことが大切です!
⑦しゃべらない人
・特徴:他の人がどれだけ発言していても、意見を一切出しません。
・対処法:意見を持っているが躊躇して話せない人と、持っていないから話せない人がいます。
あまり話していない人に対して「○○さんはどう思いますか?」「誰の意見に近いですか?」と話を振ってみましょう。
それでも「わからない」などと返されてしまう場合は、「一人1つ案を考えましょう」と全員に話を振るように議論を運んでみてはいかがでしょうか。
⑧意味不明型
・特徴:議論とはまったく異なること、または何を言いたいかわからないことを言い出します。
・対処法:一度しっかりと受け止めます。
それから、「冒頭に決めたように、今は~~を考える時間なので後で検討できる時間があればしましょう」など、冒頭に決めた時間配分を理由にうまくかわしましょう。
⑨自分の話をしたがる人
・特徴:「私の経験では~」からはじまる長い話を聞かされます。グループディスカッションでは、しばしば時間の無駄になる場合も。
・対処法:「客観的なデータがあればすごくよいアイデアですね」と根拠を求めましょう。
それでも自分の話を続けるようであれば、他のメンバーに「どう思いますか?」と話を振り、味方を増やしましょう。
⑩イエスマン
・特徴:発言するのは「私もそう思います」のみ。自分の具体的な意見を持ちません。
・対処法:イエスマンがファシリテーターの場合、話し合いが先に進みません。決断を下して先に進めるように、ファシリテーターを乗っ取りましょう。
⑪アイデアだししかしない人
・特徴:アイデアを出すのはよいが、膨大すぎると処理ができなくなってしまいます。アイデアだけを出し、根拠がない場合も。
・対処法:現状を整理して、問題に合うアイデアを出すよう提案することで、アイデア量を調整しましょう。
あくまでもアイデア出しの時間にアイデアを出すことは問題ないので、ある程度アイデアが出たら根拠を考えていくとよいでしょう。
⑫終わった話を掘り返す人
・特徴:AとCでどっちにするのか迷っているにもかかわらず、「やっぱりさっきのBが一番じゃない?」と過去の案を出してきます。
・対処法:今までの話し合いの経過をもう一度説明したうえで、「現在はAとCの2つで考えているのでこの案でいきましょう」と、これまでの経過に自信を持って言い切ってしまいましょう。
⑬司会に不向きタイプ
・特徴:グループディスカッションに慣れていないのに仕切りたがるタイプです。
・対処法:ファシリテーターを決めずに進むディスカッションであれば、司会を乗っ取りましょう。
「今考えるべきところは○○ですよね」や、「今出ているアイデアはAとBですが、これについて検討しましょう」など、さらっと司会を奪いましょう。
ここで注意すべきなのは、冒頭に役割を決めてからディスカッションしてくださいといわれた場合です。
この場合、乗っ取ることで悪いイメージがつく可能性があります。
その場合は「司会をサポートしますね」と一言伝え、サポート役に回ったうえで、司会に最終判断を任せましょう。
「今、AとBの意見が出ていてみんなAに賛成ですがどうしますか?」など、決定は司会に任せることで円滑にディスカッションを回すことができます。
⑭ルール完全無視タイプ
・特徴:挙手制にしようと決めたにもかかわらず、勝手に話しはじめるなど自分勝手にディスカッションを進めてしまいます。
・対処法:正論で対処しましょう。「冒頭に決めたルールに沿って発言してください」といってしまって問題ありません。
⑮うるさいタイムキーパー
・特徴:タイムキーパーをするだけでなく「残り5分、やばいやばいやばい」などの私的感情を含めて、周囲を焦らせてくるタイプです。
・対処法:事前に時間配分を決め、タイムキーパーは「時間を伝える」ことが役目だと伝えます。
そのうえで、もし周囲を焦らせるような発言があれば「まだ5分あるからここから頑張ろう」などのポジティブな言葉をグループに伝えましょう。
なぜクラッシャーが出るのか
理由はひとつです。
選考だからですよね。
これが友達とのおしゃべりだったら、クラッシャーの発生も少ないでしょう。
ゼロとはいいませんが……笑
就活生には、選考を通過しないとけないという気持ちがあります。
「その場で自分の印象を強く残さなければならない」
「目立たないと落ちてしまう」
という焦りが、結果として就活生をクラッシャーへと進化させてしまうのです。
グループ全員で受かるような気持ちで協力関係が築ければ、クラッシャーも対処できないほどひどくはならないはず。
もし目の前にクラッシャーが現れたとしても、冷静に対処することで面接官にアピールすることができます。
「最悪」と思うのではなく「アピールポイントありがとうございます!」とポジティブに捉えて、クラッシャー処理に徹しましょう。
クラッシャーが出る理由をもうひとつ挙げるとするなら、「班員内での認識のすり合わせ不足」があります。
一つひとつ認識をすり合わせることで、「今やるべきことは何か」「誰が何の役割を担当し、どの仕事をするのか」が明確になります。
認識を合わせることで、それ以外のことをしているクラッシャーに対し「今はこれをやる時間です」や「あなたの仕事は○○ですよ」と注意をすることができます。
その他の班員もクラッシャーがディスカッションを壊していることを理解しやすいので、味方になってくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いわゆる「クラッシャー」をタイプ別に分解してみると、意外と「自分もクラッシャーなのでは?」と思うことはありませんでしたか?
私はこの記事を書くにあたり、自分はロジックに固執するタイプだなと気づいてしまいました。
これは他の人から見たらクラッシャーだったのかも……と思うと、態度を改める必要がありそうです。
みなさんもまずは、自分がクラッシャーになってないか確認してみましょう。
そして、クラッシャーに遭遇しても対処できる強い就活生になりましょう!
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この記事内容の著者
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