大学職員になりたい人のための業界研究!安定って本当?

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記事更新日 2024年07月19日

秋までに内定

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
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はじめに

大学職員といっても、私立大学、国立大学では運営の仕組みが異なるため、採用方法が違います。

国立大学の職員について

まず、国立大学の職員について

かつて国立大学は文部科学省が設置する国の機関
であり、大学職員も「国家公務員採用試験」に
合格した「国家公務員」という立場でした。

しかし、平成16年から国立大学が国立大学法人
に変更になったため、現在は国立大学法人が独自
に実施する試験に合格した人を各大学が採用する
という方式に変わりました。

試験内容は、一次試験が教養試験(筆記試験)
一般知識を問う問題が多く、時事問題や
文章読解問題、資料解釈問題などが多く出題されます。

一次試験の合格者が二次試験として面接を受験。
この試験に合格した人が大学職員として採用されることになります。
 

私立大学の職員について

私立大学職員になるには、民間企業と同じように
就職活動をして採用されます。

手順としては、エントリー後書類審査、面接です。

筆記試験を実施している大学はほとんどないようです。
2次面接、3次面接の時に作文などを課している大学はあります。

有名私立大学職員の採用倍率は100倍〜300倍とも言われています。

大学職員はノルマや競争が少なく、ゆっくりと仕事ができて
高水準の給料がもらえるという噂から人気が高くなっています。
しかし、実際のところは大学や配属された部署になり大きく差があるといいます。

私立大学職員は国立大学職員とは違って、自校出身職員比率が高いのが特徴です。
表向きどの大学でも応募ができるようになっていても、
学校によっては過半数が自校出身者で占められているところもあるようです。
そうした大学では、学内で求人が出ているか、もしくは縁故採用によって
職員を採用していると考えられます。

私立大学職員の求人情報は、新採用であれば専用の求人情報サイトを通じて
エントリーする方法や、大学が開設している特設サイトに応募する方法があります。
どこの大学でも自校のホームページに採用についてのページを設けているので、是非確認してみてください。

 

仕事内容について

大学の運営を担うスタッフは大きく2つに分けられます。
1つめは学生に教育サービスを提供する「職員」
2つめは教員のサポートや大学の運営に関わる
あらゆることを担うために、様々な役割を持った多くの
事務員・技術などによる「職員」で構成されています。

大学では「教員」による教育・研究関連業務、各種委員会業務などと、
「職員」による総務、教務、財務、就職支援、広報などの業務とは
明確に業務分担がされており、事務職員も学生数とほぼ同じ人数の職員が働いています。

事務職員は、教員とは異なって一般企業と同様の勤務体制
となっており、朝8時半から19時を基本として勤務シフトが
組まれています。
学校はセメスター制でも、職員は規定された夏休みと冬休みの
休暇以外は、通常勤務になっています。
 

大学生活を支えている

大学運営において重要な役割を有する大学職員ですが、
実は苦労も多く大変な一面もあります。

大学には運営上の多岐にわたる機能に対して職員が配置されています。
どの大学にも必ず存在し、最も教員と連携を必要とする「教務部」では
教員のサポートやシラバス管理、履修管理や履修相談窓口、レポート管理
講義資料作成など多くの業務があります。

さらに、定期試験の準備や学内教育行事の段取りや運営など
履修相談や公欠申請、レポート提出など学生のサポートも行います。

「企画・広報部」では、学生募集に関する全てを企画し、実行します。
全国の高校に対する受験促進活動やオープンキャンパスなどを企画し、
学校単位で模擬授業を実施することもあります。
学校訪問などでは学校を案内するだけではなく、学校を魅力的に宣伝し、
HP、SNSを利用して活発に学生を募集します。

 

大学職員の給与は?

国立大学職員(推定)

30歳 360万円
40歳 480万円
50歳 550万円

私立職員

あまり公開されていないようですが、
35歳〜55歳の年収の平均は
有名大学はおおよそ1000万円程度だと考えられます。

使えるツールは最大限に使おう

まとめ

どの業界でも言える事ですが、少子化や不景気、世界情勢の変化、技術進歩により、職員に求められる資質は年々レベルが高くなっているようです。
安定して高給の得られる楽な仕事として話題になってきた
大学職員という仕事も、安泰ではなくなる現状もあるようです。

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