【就活の穴場】専門商社について業界ランキング徹底解説!その魅力を探ります
記事更新日 2024年07月19日
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- ジョブトラ編集部
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商社の業務を調べる前から具体的に説明することは、実際にはとても難しいですよね。
多岐にわたる業務を担っており、また年々取り扱う業務が変化しているということも関係しているでしょう。
今回は「商社」のうち「専門商社」に焦点を当てて説明をしていきます。
商社とは?その魅力は?まずは総合商社と専門商社の違いを知ろう!
突然ですが「カップラーメンからロケットまで」というフレーズを聞いたことはありますか?
商社の事業とは、主に物流、金融、情報、事業投資です。
これは一般的に総合商社のことをあらわしていますが、「商社」は幅広い商材のトレーディング(貿易)をしてきた業界です。
近年は、貿易だけでなく企業を買収して育て、その利益を得る「事業投資」にも力を入れているとされます。
商社は利益が見込めそうな商材を見つけ、輸入するだけではありません。
そこへ資金や人材を投資し、宣伝、販売まで行います。
いわば「なんでも屋」です。
海外から資材を輸入するノウハウがない企業に対し、仲介の役割を担います。
総合商社はすべての商材を扱うのに対し、専門商社は特定の分野に特出しているのが特徴です。
近年は成長産業を見つけ、資金、人材、ノウハウなどの事業投資を行っています。
IT系ベンチャー企業に投資をし、新規ビジネスを開拓したり、ヘルスケア産業といった事業系をはじめたりしています。
総合商社と専門商社の違いは大きく2つ。
まず1つは、前述したように専門商社は特定の業務に特化しています。
つまり、専門商社は総合商社と比べ「あの分野を専門にやりたかったのに、違う部門へ入れられてしまった」という配属ガチャが起きづらいメリットがあります。
次に、専門商社は企業数がとても多いことです。
総合商社は代表的な企業が7社に限られるのに対し、専門商社は取り扱い分野ごとにトップの売上を誇る企業が複数社存在します。
専門商社の規模や特徴、分野などを詳しく解説!魅力を知ろう
専門商社とは、売り上げの半分以上が特定の商品である商社のことを指します。
専門商社の主な収入源は、取引を仲介する「トレーディング」です。
専門商社は幅広い分野で社数も多く、エントリーが集中しやすい総合商社に比べて内定を取りやすい傾向にあります。
また、専門性の高さから配属リスクが低いのも利点のひとつ。
海外との取引も多いので、グローバルに活躍することも夢ではありません。
その一方、総合商社に比べて年収が低く、商材の市況に影響されやすいといわれています。
市場規模は総合商社で約72兆、専門商社で約39兆円です。
業界規模でいうと2位の家電業界と差が12兆円もあり、市場規模の大きさがうかがえます。
その分、仕事は激務になりがちですが、給与は日本人全体の平均よりも高い傾向にあります。
就活生必見!働く魅力いっぱいの分野別専門商社売上高ランキング1~3位
ここでは、鉄鋼、機械、電子・半導体、化学、食品、医薬品、日知用品・化粧品、繊維、燃料・エネルギーの9分野に分けて売上高(2018年度)の高い企業を紹介します。
「兆」を超える売上高と多様な専門分野があり、働く魅力も豊富!
ぜひ就活での参考にしてみてください。
※以下、企業名の「株式会社」は省略
業界研究・専門商社の売上高ランキング:鉄鋼分野
ここから先は、分野ごとのランキングを表にまとめましたのでご覧ください。
最初は鉄鋼分野の売上高ランキングです。
なお、「総合職のグループ会社」の場合は「系列」欄にグループ名を入れています。
業界研究・専門商社の売上高ランキング:機械分野
次に、機械分野の売上高ランキングです。
工作機械分野を扱う専門商社が複数存在しています。
業界研究・専門商社の売上高ランキング:電子・半導体分野
3番目は、電子・半導体分野の売上高ランキングです。
「鉄鋼」などの大きなくくりではないにも関わらず、これだけの売上を維持できているのが驚異的。
業界研究・専門商社の売上高ランキング:化学分野
4番目は、化学分野の売上高ランキングです。
長瀬産業と稲畑産業が他社を大きく引き離したツートップになっています。
業界研究・専門商社の売上高ランキング:食品分野
5番目は、食品分野の売上高ランキングです。
グループ会社が多めの業界ですね。三菱商事や伊藤忠はコンビニがグループ会社にあるため、シナジーを発揮できるのが魅力です。
業界研究・専門商社の売上高ランキング:医薬品分野
6番目は、医薬品分野の専門商社・売上高ランキング。
もともと世界的に市場規模が大きいのが医薬品業界。専門商社においてもさすがの市場規模を誇ります。
不景気にも強いのが製薬・医薬関係の専門商社に勤める魅力です。
業界研究・専門商社の売上高ランキング:日用品・化粧品分野
7番目は、日用品分野の専門商社・売上高ランキング。
身近な製品が多いため、専門商社の中でも志望動機が書きやすいかもしれません。
業界研究・専門商社の売上高ランキング:繊維分野
8番目は、繊維分野の専門商社・売上高ランキング。
東レなどのメーカーが専門商社をグループ会社として抱えていることが分かります。
業界研究・専門商社の売上高ランキング:燃料・エネルギー分野
9番目は、燃料・エネルギー分野の専門商社・売上高ランキング。
原油価格の下落で短期的には売上に打撃を受けるかと思われますが、LPガスなどへ移行していくことで今後のサステナビリティ・環境保全へも配慮したエネルギー供給が期待されます。
魅力たっぷりの専門商社、業界別ランキング:まとめ
専門商社は専門性の高さを武器に、ニッチな商材を扱います。
そのため、総合商社のような配属リスクの不安も少ないでしょう。
その一方、仕事に関しては激務であり、人気企業ゆえの高倍率を覚悟しなければなりません。
しかし、総合商社に比べると内定へのチャンスはあり、自分が関心のある商材を扱っていればエントリーしてもよいでしょう。
また、商社には興味があるけど学歴が…という人でも、専門商社ではまだチャンスをつかめる可能性があります。
業界研究を深め、OB訪問(OBG訪問)などを経て、選考に備えてみてください。
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