学歴フィルターってどんな業界が強いの?MARCH・日東駒専の就活戦略

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記事更新日 2024年07月19日

26卒就活サマーインターンシップ就活免除

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
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たまにSNSやネットニュースで耳にしたことのある学生も多いのではないでしょうか。

今日は学歴フィルターの現状について記事にしました。

 

これから始まる企業の選考に向けて学歴フィルターの実態を理解しておきましょう。

今回の記事は学歴フィルターの簡単な説明と学歴フィルターが強い業界はどんな業界かについてです。

 

学歴フィルターとはどんなものか

学歴フィルターとは、学歴によって採用基準を変えることです。

たとえば東大生は50名、京大性も50名、一橋・東工大で合計50名、早慶で50名、そしてそれ以下の大学は、10名しか採用しないといった具合です。

そうなると、その他の大学生はわずか10席しか内定の枠がありませんから、倍率は激しくなります。

 

「高学歴の就活生は学歴フィルターがあると言っているけど、本当に存在しているの?」と思う学生もいると思います。

 

結論から言うと、学歴フィルターは存在します。

多くの就職偏差値が高い企業では実際に学歴フィルターを用いていて、書類選考の時点で落としているのが現状です。

 

中には説明会にすら参加させないような企業もあります。

実際の例として帝京大学の学生がある企業の説明会に申し込んだところ満席と表示され、出身を早稲田大学に変えたところ空席と表示された実験が過去にありました。

 

しかし、実際に「学歴フィルターを使って学生を選んでいます!」なんて宣言する企業は存在しません。

社会からの企業イメージが非常に悪くなってしまうからです。

 

それを聞いて真に受けてはいけません。

企業には学歴フィルターを用いる理由が少なからず存在します。

 

就活で学歴フィルターはなんであるの? 

 

では、なぜ学歴フィルターが就活にはあるのでしょうか。

一言でいうと採用活動の効率化です。

就活生が多く応募する、就職偏差値の高い企業ほど学歴フィルターを利用する傾向があります。

 

毎年数千から数万人の就活生が応募してくる中で、全員のエントリーシート(ES)を一人一人見ることを想像してみてください。

どれだけの手間とコストがかかるかわかるでしょう。

有名な大学出身の学生は当然ながら優秀な可能性が高いです。

 

したがって、優秀な学生層の中で企業の理想にあう学生を探したほうが効率が良いのです。

学歴フィルターを利用する理由は ①採用コストの削減 ②優秀人材の確保 ということになります。

 

一般的に学歴フィルターがかかるラインは「東大・京大」「東大・京大以外の旧帝大」「早慶」「GMARCH・関関同立」/「日東駒専」だといわれています。

これは企業によってラインが異なります。

 

では、どんな企業が学歴フィルターを利用しているのでしょうか。

 

学歴フィルターが強い企業・業界

 学歴フィルターを採用しているかどうかは業界や企業によって異なります。

その特徴としては主に2つあります。

 

  1. 倍率が非常に高く、就職偏差値が高いとされる企業

  2. 高度な仕事能力が求められる業界

 

 

学歴フィルターがある業界:倍率が非常に高く、就職偏差値が高いとされる企業

 

CMで目に触れて知名度が高いうえ、東証一部上場企業など複数の良い条件が重なる会社は人気があり、毎年多くの学生が応募します。

その中で1人1人の学生を判断ことはかなり難しいはずです。

 

就職四季報2016年度版によれば、明治は2750倍、森永乳業は500倍以上の倍率があったそうです。

こういった会社ではやむなく学歴フィルターを設置せざるをえないだろうと考えられます。

 

学歴フィルターがある業界:高度な知的労働が求められる業界

 

外資系企業や投資銀行の一部部門では、知的労働者を求めるため、非常に知的水準の高い就活生のみを採用します。

これらの企業は難関大学の学生のみ採用する傾向があります。

 

これらを踏まえると学歴フィルターが強い業界はこれらがあげられます。

 

・外資系コンサルティングファーム

・日系コンサルティングファーム

・外資系投資銀行

・総合商社

・日系投資銀行

 

この業界は学生の人気が最も高く、仕事内容も高度なので学歴フィルターが用いられている可能性があります。

しかし、必ずしも全ての企業が学歴フィルターを用いているわけではありません。

 

たとえば、外資系メーカーや一部の外資系コンサルティングファームでは「実力重視」のため、学歴フィルターよりも筆記試験のスコアを重視する傾向があります。

 

また、必ず「その他の大学枠」で若干名は採用されますので、「絶対に内定しない」というわけではありません。

ただ、トップ大学の学生より、その他の大学生が不利になりやすいと言えます。

 

学歴フィルターが強い企業の見つけ方

 

実態が見えにくい学歴フィルターはどのように見つければ良いのでしょうか。

方法は主に3つあります。

 

学歴フィルターを見つける1つ目の方法は、大学の採用実績を見ることです。

大学のウェブサイトや、就職課で就職実績は見られます。

母校の学生から複数の学生が進んでいる会社は、自分の会社を学歴フィルターで弾いていないと考えられます。

 

2つ目は、就職四季報にある採用実績校を確認することです。

 

何年も自分の大学から内定者が出ていなければ、残念ながら母校は学歴フィルターにかかっている可能性が高いでしょう。

 

3つ目は、リクルーター面談をその会社がやっているか調べることです。

リクルーター面談とは、会社で大学の先輩に当たる人が、後輩を面談して優遇選考ルートに乗せるシステムです。

 

この仕組みを採用している会社は大学の先輩―後輩繋がりで選考優遇ルートを準備しているわけですから、学歴フィルターがあると言えるでしょう。

 

学歴フィルターを突破するには

では学歴フィルターで切られてしまうような企業に行くためにはどのような方法があるでしょうか。

学歴フィルターを突破する方法は以下の通りです。

 

学歴フィルターを突破するには(1) 筆記テスト(ウェブテスト)で高得点を取る

 

現在、多くの企業が筆記テスト(ウェブテスト)を実施しています。

そして学歴ではなく、この筆記テスト(ウェブテスト)の成績で判断するという企業は非常に多いです。

 

学歴の壁を越えたいなら、この筆記テストで高得点を取る必要があります。

 

学歴フィルターを突破するには(2) インターンシップに参加する

 

インターンシップに参加することで、企業とのつながりを作ることが出来ます。

1dayインターンやサマーインターンは本選考に比べ、学歴が重視されない傾向があるので絶対に応募しましょう。

 

良い評価をインターンでもらうことで本選考の優遇ルートに乗ることもできます。

 

学歴フィルターを突破するには(3) OB訪問(OBG訪問)をする

 

OB訪問(OBG訪問)とは社員と実際に話をすることです。

今までは大学のOB・OGと会うことが主流でしたが、現在はMatcherなどのアプリを使い、学歴に関係なくOB訪問をすることが出来るようになりました。

 

OB訪問でエントリーシートへ「御社の社員、30名からお話を伺いました」など、圧倒的な差をつける熱意を伝えれば、学歴の壁を越えやすくなるでしょう。

会社は「熱意の全くない東大生」よりも「どう考えても自社に入る熱心な学生」を取りたいからです。

 

ただし、ただ単にOBG訪問をしただけでは学歴フィルターを超えるほど有利にならないので、注意してください。

 

学歴フィルターを突破するには(4)  逆オファーサイトを利用する

 

企業側からオファーが来るOfferBoxなどのサイトや、ジョブトラなどのスカウト型イベントがおすすめです。

スカウト型では自分のプロフィールや、イベントでの成果をもとに選考オファーをもらえます。

 

自分に合った業界や企業の幅を広げることにもつながりますので、通常の就活と並行してぜひチャレンジしてみてください。

 

学歴フィルターは存在するが、それでも就職偏差値の高い会社には入れる

 

学歴フィルターは存在します。

MARCHや日東駒専の大学生はそれに苦しむことも今後あると思います。

 

ただ、一つ言えることは学歴がすべてではないということです。

しっかりと選考に向けて準備し、自分の行きたい企業に就職できるように頑張りましょう。

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