【複数内定者必見！】内定辞退の電話のかけ方＆NG行動

≪目次≫

1．はじめに
2．内定辞退が重要な理由
3．電話をかける際のポイント4つ
4．電話連絡マニュアル【例文付き】
5．内定辞退時のNG行動
6．おわりに
 

1．はじめに

複数内定を獲得した就活生が必ず通る道、
それは「内定辞退」です。

しかし、分からないことだらけの状態に
ある方も多いのではないでしょうか。

せっかく頂いた内定を辞退するというのは
心苦しく感じるかと思いますが、
これ自体は悪いことではありません。

就活生には「自分の将来を選択する権利」
があるからです。

しかし、企業も多くの時間と労力をつぎ込んで
採用活動に取り組んでいるわけですから、
正しい内定辞退の連絡の仕方を知り、
誠意を持った対応をしていきましょう。

 

2．「内定辞退」が重要である理由2つ

心苦しく気が引けてしまう「内定辞退」ですが、
非常に重要なことでもあります。

その理由を見ていきましょう。

①今後も関わる可能性があるため
就活生視点で考えて最も大きい理由はこれです。

内定を辞退した企業が、入社先の
ビジネスパートナーやクライアントなどに
なるかもしれません。
今後関わる機会が0とは言い切れないでしょう。

社会は、案外狭いのです。

先の可能性も考慮した身の振り方をしましょう！


②企業の負担を減らすため
内定を頂いたということは、
企業はあなたの採用に向けた準備を進めている
ということです。

採用には多くの時間や労力がかけられていることを
理解した上で、誠意のある対応をしましょう。

 

3．電話をかける際のポイント4つ

内定辞退の重要性をお分かり頂けたところで、
次は、辞退をする時のポイントをご紹介します。

①連絡は1日でも早く！
基本的ですが、重要なポイントです。

どこに就職するかは悩みどころですが、
その間にも企業は内定準備を進めています。

少しでも早く連絡するよう心がけましょう。

★ベストは「即日～5日の間」！


②電話をかけるベストな時間帯は「14～16時」
始業・終業時間前後や昼食で席を外している時間帯は
避けましょう。


③内定辞退の理由は、「聞かれたら答える」
多くの場合、企業は「辞退理由」を聞いてきます。

しかし、自ら言う必要は全くありません。
余計なことは言わないようにしましょう。


④自分の意思を強く持って臨む
まれに、辞退の電話をすると、
脅されたり質問攻めにされたりする場合があります。

しかし、労働開始の2週間前までに辞退すれば、
法的には何の問題もありません。

また、内定辞退の理由や内定先についても、
必ずしも伝える義務はありません。

謝罪の意を込めて誠意を見せることは大切ですが、
場合によっては、回答を断ることも可能です。

自分の意思を強く持ち、冷静に対応しましょう。


≪電話で辞退した後の＋α≫
電話での辞退が済んだ後は、
お詫び状の手紙を出しましょう。

タイミングは、電話をした直後がベスト。

「そこまでしなくても…」と思うかもしれませんが、
ここまでするのが社会人です。
マナーとして出すようにしましょう！

 

4．電話連絡マニュアル【例文付き】

≪基本的な流れ≫
①所属、氏名を伝える
②採用担当者の所属部署、氏名を伝えて繋いでもらう
③相手が今電話に対応できるか、都合を確認する
④感謝と謝罪の意を述べつつ、辞退する旨を伝える
⑤（理由を聞かれた場合）正直に理由を伝える
⑥改めてお詫びをする


≪実際の一例≫
●…就活生／★…採用担当者

●「私、就職大学の就活花子と申します。
お忙しいところ恐縮ですが、
人事部の△△様はいらっしゃいますでしょうか？」
　　　　↓
（担当者に代わる）
★「はい、△△です。」
　　　　↓
●「私、〇〇大学の就活花子と申します。只今、
お時間を頂いてもよろしいでしょうか。」
　　　　↓
★「はい、大丈夫ですよ。」
　　　　↓
●「先日は内定のご連絡を頂き、有難うございました。
大変身勝手なお願いで誠に申し訳ございませんが、
今回、御社の内定を辞退させていただきたく
ご連絡差し上げました。」
　　　　↓
★「そうですか…非常に残念です。
辞退理由をお聞かせ願えますか？」
　　　　↓
●「はい。実は先日、他の会社に内定を頂きました。
自分の適性や将来を改めて考えた結果、そちらの
会社とご縁を感じ、このような決断をいたしました。」
　　　　↓
★「そうですか、わかりました。」
　　　　↓
●「貴重なお時間を割いていただきながら、このような
形となってしまい、本当に申し訳ございません。
それでは、失礼いたします。」

 

5．内定辞退時のNG行動３つ

①音信不通になる
最も迷惑をかけるパターンです。
どんなに気まずくても、必ず意思は伝えましょう。

②SNSで悪評を広める
SNSで流した情報は多数の人間の目に触れます。
辞退したからと言って、悪口を広めるような
軽率な行動は控えましょう。

③その場しのぎの嘘をつく
言葉の言い回しや伝え方を考えるのは重要です。
しかし、変に嘘をつく必要はありません。
正直な気持ちを丁寧に伝えましょう。

これら3つは、決してやってはいけない
非常識な行為です。絶対に避けましょう。

 

6．おわりに

内定辞退は、大変心苦しい申し出です。

しかし、企業に申し訳ないと思う気持ちがあるなら、
少しでも早く連絡し、正直且つ丁寧に
辞退することを伝えましょう。

それが、社会人としての自覚を持った誠意のある行動です！