【参考書よりこれを読め】TG-WEB・IMAGES・内田クレペリンの対策ならこれだけ読めば大丈夫!過去問・対策・全まとめ

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記事更新日 2022年12月07日

26卒就活サマーインターンシップ就活免除

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
ジョブトラアカデミー編集部です。 早期内定をサポートする、リアルな体験談やコラムを発信しています。

 

こんにちはよつばです。

 

今日は最近見かけることが多くなったTG-WEB、IMAGES、内田クレペリンのWEBテスト対策についての過去コラムをまとめてご紹介します!

 

新型コロナウイルスの影響により、テストセンターでのテスト実施企業が減るのではないかと予想がされています。

 

そこで代替として使用されるのが、自宅で受けることができるWEBテスティングです。

 

しかしながら、このテストにもさまざまな形式があり、形式ごとに対策を立てることは大変です。

今回はこの記事を読むだけで、3つのテスト対策がスムーズにできます。

 

ぜひこれを読んで、参考書を買ったり実際に受検してみたり、行動に移してみてください。

 

TG-WEB

TG-WEBの基本

 

ヒューマネージ社が提供する「TG-WEB」とは、SPIや玉手箱と並ぶwebテストのひとつ。

近年、採用選考にTG-WEBを導入する企業は増加傾向にあります。

 

TG-WEBには、計数・言語・英語・性格テストの4分野があり、どの分野も難易度が高いことから「初見殺し」といわれていることが特徴。

 

何の対策もしていないままだと、TG-WEBでつまづいてしまう可能性が高いです。

採用選考を受ける前には、しっかりとTG-WEBの対策をしておきましょう!

 

TG-WEBの計数分野と言語分野の問題には「従来型」「新型」の2種類があります。

どちらの型かによって問題形式が大きく異なるため、両方の型を勉強する必要があります。

 

従来型と新型

 

①計数分野

 

【従来型】

・問題数:9問

・時間:18分

 

・内容

(1)図形:立体の積み重ね、展開図、折り紙、軌跡、一筆書き、タイル、サイコロ

(2)推論形式:ウソつき問題、最小の手順を考える問題、順位付け、じゃんけん

(3)集合:SPIレベル、3つの質問

(4)その他:暗号、場合の数

 

一般的には、図形問題が4問、推論形式問題が5問で出題されるケースが多いです。

もちろん、図形・推論形式以外の内容が出題される場合もあるので、しっかりと対策しておきましょう。

 

 

【新型】

・問題数:36問

・時間:8分

 

・内容

図表の読み取りが6問、四則逆算が30問の構成が一般的です。

従来型に比べて問題数が多いので、回答スピードが重要です。

 

 

②言語分野

 

計数分野と同じく、言語分野にも独特の問題が出題される「従来型」と、問題数が多めな「新型」の2種類が存在します。

 

言語分野も、従来型と新型それぞれの特徴に合った対策をしていきましょう。

 

 

【従来型】

・問題数:12問

・時間:12分

 

・内容

(1)空欄補充(熟語、接続詞、二語補充)

(2)文字の並び替え

(3)長文読解(筆者の主張、文章の要旨)

 

12の文章を読み、各設問に答える必要があります。

大学受験に近い内容ですが、一見難解な文章なので落ち着いて解答することが大切です。

 

 

【新型】

・問題数:34問

・時間:7分

 

・内容

同義語・対義語・ことわざが各10問、長文読解が4問の構成が一般的です。

 

問題レベルはそれほど高くないですが、問題数に対して制限時間がかなり短いため、素早く回答していくことが重要になります。

 

英語分野の特徴

 

英語分野には、「従来型」「新型」の違いがなく、一律で以下の内容になっています。

 

・問題数:10問

・時間:15分

 

・内容

ふたつの長文があり、ひとつにつき5題ずつ問題が出題されます。

内容は大きくわけて空欄補充・言い換え・長文読解の3つです。

 

性格分野のテストの特徴

 

性格テスト分野も「従来型」「新型」の違いはありません。

 

ただ、TG-WEBの性格テストには以下の7種類があり、企業によってどの性格テストをいくつ受けるかが異なります。

 

また、能力テストがなく、性格分野のテストだけの場合もあるので気を抜かずに対策する必要があります。


 

計数分野の例題

 

計数分野は「従来型」「新型」の種類ごとに対策方法を解説していきます。

 

 

【従来型】

特殊な問題が多い従来型の計数分野テストは、練習を積むことが重要です。

 

今回はなかでも頻出の図形問題・推論問題・暗号問題について、1題ずつ例題を挙げて解説していきます。

 

ここで紹介するもの以外にも多くの種類が存在するため、問題集などを購入して対策するようにしましょう。

 

 

①図形問題

正方形の紙を、図のように点線部分で折り、最後に黒く塗った部分をはさみで切り取る。

これを広げた時の図として正しいものはどれか。

 

 

TG-WEBの計数分野では、正方形を折って切る問題が頻出します。

 

頭の中で考えるのは難しいですが、テストを受ける前に正方形の紙とはさみを準備しておけば簡単に攻略できます。

 

実際に正方形の紙を切って、正しい答えを導き出しましょう!

 

 

②推論問題

A~Eの学生がテストの結果について次のように話した。

ただし、本当のことを言っているのは点数が一番高い人だけで、残りは嘘を言っている。

 

同じ順位の人はいなかったとして、Aの順位は上から何位か。

 

A「CはEより順位が上」

B「私は5位ではない」

C「Bが1位だった」

D「Bは5位だった」

E「AはCより順位が上」

 

推論問題では「ウソつき問題」と「最小の手順を考える問題」が多く出題されますが、上記はウソつき問題になります。

 

この問題は、1位の人だけが本当のことを言っている点に注目します。

1位の人は本当のことを言うので、「自分以外の人が1位だった」とは言いません。

 

ここから、Cが嘘をついていることが分かります。

Cの「Bが1位だった」が嘘ならBは1位以外に確定し、Bの言葉も嘘ということに。

 

Bの「私は5位ではない」が嘘なら、Bは5位になりますね。

すると、Dが本当のことを言っており、本当のことを言っているDの順位は1位であるとわかります。

 

Dが1位なら、残りのAとEは嘘をついていることになるので、AとEの言葉を裏返してみましょう。

そうすると、CはEより順位が下で、AはCより順位が下となります。

 

ここまでに分かった情報は、以下の通りになりますね。

 

・1位はD

・Bは5位

・CはEより順位が下

・AはCより順位が下

 

この情報に基づいて順位を整理すると、「D→E→C→A→B」の順になり、Aの順位は4位だとわかります。

 

このように矛盾を見つけ、一つひとつを検証していくことで解答が導き出せます。

慣れるまで時間がかかると思うので、しっかりと練習していってください。

 

 

③暗号問題

「計数」を「せたくたつたけた」と表すとき、「さたきたてたぬた」と表されるのは何か。

 

(1)採決

(2)解決

(3)解説

(4)大切

(5)小説

 

暗号問題は、計数の知識というよりもパズルのようなイメージの問題です。

 

アルファベットに直したり、50音の表を思い浮かべてみたり、規則性を探すことで解答が見つけられます。

 

上の例題を解いていくときには、まず「けいすう(計数)」と「せたきたつたくた」の関係性を考えてみましょう。

 

「せたきたつたくた」には、文字ひとつ毎に必ず「た」が入っています。

なんだか怪しい「た」を抜いてみると、「せきつく」になりますね。

 

まだまだなんだかよくわかりませんが、次は「けいすう」と「せきつく」の関係性に迫っていきます。

 

最初に話した「アルファベットに直す」をやってみると、「けいすう(ke i su u)」「せきつく(se ki tsu ku)」と、「けいすう」と「せきつく」は母音が同じことが判明。

 

子音を見比べると「k→s」「i→k」「s→t」「u→k」と、50音順でひとつ先の行の子音を使っていることが分かります。

 

「か行→さ行」「あ行→か行」「さ行→た行」「あ行→か行」ということですね。

 

以上のことから、「た」を抜き、50音順で1つ先の行の子音にずらすことで解答が得られることが分かりました。

 

では、「さたきたてたぬた」を同じように解いていきます。

 

「た」を外すと「さきてぬ」になり、50音順で子音を一つ前にずらすと「かいせつ」になり、答えは3の「解説」だということが分かります。

 

 

【新型】

簡単な四則逆算や図表の読み取りが出題される新型の計数分野問題では、7分間しかないため、1問あたり13秒程度で回答する必要があります。

 

そのため、対策としては計算速度を上げること一択です。

次に紹介するような例題にどんどん取り組み、計算速度を上げる訓練をしていきましょう。

 

新型で出題される問題は、SPIや玉手箱のテストに類似する部分もあるので、一緒に対策をすることで効率よく勉強できます。

 

 

①四則逆算

56÷8=12-□

 

(1)1

(2)2

(3)3

(4)4

(5)5

 

上記の問題は、以下のように左側を解き答えを出してから、右側の式と合わせて逆算して答えを出します。

 

56÷8=7

12-□=7

□=12-7

□=5

 

焦らず解ければ、非常に簡単な問題です。

電卓も活用しながら素早く解いていきましょう。

 

 

②図表の読み取り

下の表はA市での5歳以下の男女の人口を表したものである。

 

この市の5歳以下の男子の人口は、この1年で何人変化したか。

 


 

(1)9988人減少

(2)9988人増加

(3)179人減少

(4)179人増加

(5)315人減少

 

この1年間の「男子」の人口を求められているので、表の男子の欄だけに注目します。

2017年から2018年の人数を引くと178が求められるので、答えは3の179人減少です。

 

図表の読み取りも問題自体は簡単なので、解答に必要な数値をいち早く表から探し当てることが大切です。

 

言語分野の例題

 

言語分野は「従来型」「新型」に分けて対策方法を紹介していきます。

 

 

【従来型】

従来型の言語分野テストは、試験時間12分に対して問題が12問あります。

 

単純計算で1題あたり1分しか使えませんので、サクサクとテンポ良く解いていく必要があります。

 

文章自体は難しいものの、きちんと読めば解ける問題ばかりなので落ち着いて取り組みましょう。

 

言語問題の内容は主に以下の3つがあります。

 

①空欄補充

②並べ替え

③長文読解

 

長文読解→並べ替え→空欄補充の順で回答に時間がかかります。

空欄補充は時間をかけないようにして、長文読解に時間を割くことを意識するのがペース配分のコツです。

 

それでは、内容ごとに解き方のポイントを確認していきます。

 

 

①空欄補充 

長文の中に空いた、文章、または単語の空白を補充するのが空欄補充の問題内容です。

 

回答の選択肢があるので、先に選択肢の内容をチェックすると、前後の文との関係から答えを導き出しやすいです。

 

さらに、ひとつの文章にふたつ空欄がある場合は分かりやすいほうを先に埋め、もう一方の言葉で検証すると効率アップにつながります!

 

 

②並べ替え

以下のA〜Bの正しい順序を、(1)〜(5)の選択肢から選択せよ。

 

A:まず、お弁当を準備します。

B:今日はいい天気なので外に出たいと思いました。

C:これで準備は完了です。

D:中身にはおにぎりと、ウィンナーが入っています。

E:次にレジャーシートを用意してました。

 

(1)B→A→E→C→D

(2)B→A→D→E→C

(3)B→E→C→A→D

(4)A→E→C→D→B

(5)A→B→C→D→E

 

並べ替えは5つの文章を並べ替える問題です。

 

選択肢は5つしかありませんので、選択肢を最初に確認し、部分的に並べ替えを確定させることが回答時間短縮のコツです。

 

実際に選択肢を見てみると、冒頭はAまたはBで始まることが分かりますね。

 

AとBの文章を見比べると、文の冒頭としてはBのほうが適切だと考えられ、回答の選択肢は1〜3に絞られます。

 

1〜3の選択肢では、次に続くのが「まず」から始まるAの文章か、「次に」から始まるEの文章になっていますね。

 

Aの「まず」という接続詞は「最初に」を表す言葉なので、Eの「次に」よりも前に来る文章であると考えられ、選択肢は1か2に絞られます。

 

1の選択肢ではお弁当の中身を示すDの文章、2の選択肢ではお弁当作りに続く行動を示すEの文章が続いています。

 

お弁当の話が終わる前にお弁当作りに続く行動を示すとおかしな文章になってしまうので、Aに続く文章はDが適切であり、選択肢として正しいものは2だとわかります。

 

このように選択肢から問題を見ることで、すべての項目をひとつずつ検討する必要がなくなるのです。

 

本当のテストはより複雑で専門的ですが、同様のアプローチで解くことが可能です。

 

 

③長文読解

長文読解の問題は大きく2つ。

 

「筆者の主張と合致するものorしないものを回答する問題」と、「文章の要旨を選択するものor要旨として適切でないものを回答する問題」があります。

 

まずは問題文をしっかり読み、問われていることを確認しましょう。

 

また、選択肢の文章には、本文と同じ表現や文章が使われています。

 

選択肢からキーワードを見抜き、そのキーワードを文章中から素早く探してキーワードの前後にある文章を読む形を取ることで、問題を解く時間を大幅に減らせるでしょう。

 

 

【新型】

同義語・対義語・ことわざの知識が必要とされる新型の言語分野テストでは、7分間で34問もの問題を解く必要があります。

 

長文問題が4題あるので、時間配分に気を付けながら素早く問題を解いていきましょう。

 

また、長文問題はことわざの知識を必要としたり、文章全体を読む必要があるなど従来型とは少し形式が違うので注意が必要です。

 

言語の知識を身につけるのは、SPIの対策と一緒に行っておきましょう。

知識をインプットしておくことで、回答時間の短縮につながります。

 

英語分野の例題

 

英語分野の問題では高い速読力が求められ、TOEIC900を持っている人でも初見では難しく感じるといわれています。

 

時間内に終わらせる工夫を身につけるだけでなく、たくさん練習を積んで速読力や正確性の向上も目指しましょう!

 

試験内容として以下の3種類があります。

 

①空欄補充

②言い換え

③長文読解

 

 

①空欄補充の例題

I was glad to ( ) that-------.

 

(1)hear

(2)heard

(3)hears

(4)hearing

(5)head

 

TOEICに出題される長文の空欄補充と似たような問題ですね。

単語の意味が分からなくても、品詞や時制に注目することで選択肢を限定することができます。

 

例えば、To 不定詞のとき、toの後ろは動詞の原形ですよね。

このことから、解答を1と絞ることができます。

 

ほかにも、「受動態のときはbe動詞+過去分詞」など、単語の意味を知らなくても前後の文章から答えを推測可能です。

 

内容を理解するだけでなく、文法事項にも注目してみましょう。

 

 

②言い換えの例題

言い換えの問題には、「単語力を問う単語の言い換え問題」と「文章そのものの言い換え問題」の2種類があります。

 

前者の場合は単語力を身につけることが大切です。

 

また、後者の場合は前後の文脈を読み、内容が合致するものを選択していきましょう。

 

肯定文なのか、否定文なのかを見るだけでも選択肢を限定できますので、注意して英文を読んでいきましょう。

 

 

③長文読解の例題

長文読解は、本文と合致する内容を選択する問題です。

 

回答の選択肢は本文を抜き出しているわけではなく、本文を言い換えた内容になっているため、本文をよく理解する必要があります。

 

細かい間違いを探すものではないので、ざっくり大意を取れればOKです。

 

長文読解の訓練を積むことで、速読力を高め、短時間で解き終われるようにしましょう。

 

TG-WEBの英語分野は模擬問題があまり多く出回っていないので、対策にはTOEICの長文問題や大学の入試問題を解くのがオススメです。

 

性格分野の解説と対策方法

 

性格テスト分野には大きく7つの種類があるため、種類毎に特徴や対策をチェックしていきます。

 

 

①A8

「コンピテンシー」を測定するテストであり、前半後半に分かれた内容になっています。

 

前半は26項目の「学生時代に取り組んだこと一覧」から3項目を選ぶ形式になっており、何を選択したかが「診断表」に表示されます。

 

この項目は評価には関係しませんが、面接の際に聞かれる場合があるので、どれを選択したかをメモしておきましょう。

 

後半は156問あり、以下に記載している「方向性」に関する6つと「パターン」に関する6つ、合計12のコンピテンシーを測定するものです。

 

【方向性】

(1)顧客を満足させる

(2)自己実現

(3)競合する

(4)リーダーシップ

(5)リーダーのサポート

(6)チームワーク

 

【パターン】

(1)スピード

(2)粘り強さ

(3)独創性

(4)正確な分析・判断

(5)挑戦

(6)緻密さ

 

すべてのコンピテンシーが高いとプラスの診断結果になります。

 

 

②CAM

対人・対組織面での性格を29項目で測定するテストで、前半98問、後半63問の合計161問があります。

 

職種・企業によって重要視するポイントが違うので、業界・企業研究を行い、どのポイントが重視されているかを調べる必要があります。

 

また、CAMのテストでは「回答の安定性」「回答の特異性」の2つの項目で、作為的でないかを調べています。

一貫性のある回答をするように心がけましょう。

 

 

③CP

キャリアパーソナリティを測定し、受験者が仕事の成果を出すことができる性格かを測定します。

 

全125問、24の尺度で測定をしており、項目は主に「ビジネス基本パーソナリティ」「ビジネス実践パーソナリティ」「対人スキル」「ビジネスパワー」の4項目に分類されます。

 

CAM同様、自分が希望する職種や業界研究を行い、重要視されている尺度が高い必要があります。

 

こちらは自分をよく見せようと嘘をついてないかを調べる「虚偽尺度」があるので、極端な回答をしないよう注意してください。

 

 

④G9

前半は「ストレス状態」を測定する35問、後半は「ストレス対処法」を測定する25問で構成されています。

 

前半はストレスが多い回答をするとマイナス評価になり、ストレスが溜まってない回答をするとプラスの評価になります。

 

後半は4つの項目に分かれており、「積極的な問題解決」「他者からの援助を求める」の尺度が高く「逃避」「諦め」の尺度が低いとプラスの評価になります。

 

G9もCP同様「虚偽尺度」があるので、回答には注意が必要です。

 

 

⑤T4

全35問、10分間と比較的短いテストです。

 

「スペシャリスト」「プロフェッショナル」「チームオペレーション」「プロジェクト」の4つの仕事タイプにあてはまるように回答すると、多岐にわたる仕事にのめりこむことができるという判断になります。

 

 

⑥Vision

会社と、受検者の働き方についての適合度を18の尺度で測定しています。

CAMやCP同様、企業・業界研究が重要になります。

 

 

⑦W8

「自尊」「共感」の項目から社会性を測定するテストで、全40問あります。

 

「自尊」「共感」が高ければ社会性が高いと判断され、プラスの評価になりますが「虚偽尺度」もあるので回答には要注意です。

 

IMAGES

IMAGES(イメジス)とは、SHL社が作成する簡易版の総合適性検査で、簡単に言うと基礎的な能力を短時間で測るためのテストです。

 

IMAGESは、総合適性検査としてポピュラーな「GAB」に比べて、能力テストの時間が短いこと、GABにはない英語も内容に含まれることが大きな特徴です。

 

また、IMAGESは短時間で適性を測ることが出来るため、受験者の多い商社・証券を含む人気業界の企業で実施されています。

 

言語、暗算、英語、性格テストの4科目が出題されます。

 

・言語

時間:10分

問題数:1つの長文につき4つの問題があり、全部で8長文、計32問

出題内容:設問文が本文の趣旨に合っているかを判断する問題

 

・暗算

時間:10分

問題数:50問

出題内容:四則演算

 

・英語

時間:10分

問題数:長文8問、一つの長文に対して3問、計24問

出題内容:長文読解

 

・性格

時間:約30分

問題数:68問

出題内容:就活生の性格が企業の風土や仕事内容にマッチしているかを図る「OPQ」という名のテスト

 

言語分野の対策方法

 

限られた時間内で、いかに素早く長文の要点を掴めるかが大事です。

 

問題では、設問の内容が以下のA〜Cのいずれに当てはまるかを回答していきます。

 

A:筆者が一番伝えたいこと(趣旨)が述べられている

B:本文に書かれているが、一番伝えたい内容ではない

C:本文とは関係ないことが書かれている

 

言語分野の問題をマスターするのに大切なのは、以下の3つの対策です。

 

①長文の内容は難しくないので、本文を読んで趣旨を理解する力をつける

 

②設問を読み、その内容が本文に書かれているかの判断を瞬時にする(本文に書かれていない内容であれば、回答はCに絞れる)

 

③AかBか判断に迷ったら基本的にはAが答えだが、例外もあるので本文の趣旨に合う回答を選ぶように注意する

 

スピーディに問題を解くためにも、上記のポイントをしっかり押さえておいてくださいね。

 

暗算の対策方法

 

1問を12秒で解かなければいけません。

短時間で、5個の選択肢の中から、正しい答えを答えを素早く求める計算力が必要です。

 

(例)「1578+212」の答えはどれか

A:800

B:1790

C: 2030

D:3050

E:3300

 

上記のような問題が出題されますが、このような問題をすぐに解くのは非常に難しいですよね。

 

対策として一番大事なのは、数値を四捨五入して計算することです。

 

選択肢の数字は大きくバラけていて紛らわしい数値がないため、四捨五入で計算しても正しい答えを導きだせます。

 

例題の「1578+212」を四捨五入した「1600+200」で計算してみると答えは1800。

 

選択肢のなかで1800に一番近いのはBの1790であるとわかります。

 

このように四捨五入で計算する技を使えば、すぐに答えが出てくるはずですよ!

 

もし、問題文の数値に小数点や%が含まれている場合は、掛け算か割り算に直すと計算しやすいです。

 

英語の対策方法

 

比較的難しい単語には注釈がついているなど、問題文自体は易しいのですが、制限時間が10分と短いのが英語分野の難しいところです。

 

1つの本文にかけられる時間は多くないので、素早く読み解く対策をしていきましょう。

 

具体的な対策としてはふたつあります。

ひとつ目は、「前半の設問はキーワードを見つける」こと。

 

前半の設問では、本文の単語や熟語がそのまま設問に出題されます。

名詞や動詞のキーワードを発見して、サクサク問題を解いていきましょう。

 

ふたつ目は、「後半は要点整理する」こと。

 

後半の設問は本文を理解していないと解けない問題がほとんどです。

 

そのため、必要があればメモを取るなどしながら、本文の要点をきちんと整理しておくことが大切となります。

 

性格分野の対策方法

 

自分の性格が企業の風土や仕事内容にマッチしていることを示す必要があるため、以下のような対策をしましょう。

 

・志望企業の企業理念や職種についてリサーチする

・志望企業が新卒で欲しい人材を理解する

・会社の適性がどの性格テストの質問に当てはまるのかをイメージしながら解く

 

1問1問にたくさんの時間はかけられないので、瞬時に回答できるよう、事前のトレーニングをしっかりしておきましょう。

 

内田クレペリン検査

内田クレペリン検査とは、一言でいうと「計算するだけの試験」です。

 

計算結果の3つのチェックポイントに着目することで、受験者の働きぶりを判定しています。

 

「計算だけで働きぶりがわかるの?」と不思議になりますよね。

 

しかし、内田クレペリン検査は普通の検査よりも嘘やごまかしがききにくいため、正確な結果が得やすいと言われています。

 

試験内容

 

内田クレペリン検査は、隣り合う数を合計して、その下1桁をひたすら書いていく試験内容になっています。

 

面接や質問は行わず、計算作業のみで検査を行うのです。

 

例えば、「8 5」と数字が並んでいたら、8+5=13なので「8 5」の間に「3」と書きます。

 

なかなかイメージしづらいですが、内田クレペリン検査公式サイトトップの動画がわかりやすいので、こちらを参考にしてください。

 

内田クレペリン検査 公式サイト

 

また、内田クレペリン検査の試験時間は35分。

前半15分、5分の休憩を挟んで、後半15分という時間配分になっています。

 

短い試験時間のように感じられるものの、実際に内田クレペリン検査を受けた学生からは「体力・精神力勝負の試験で、とても疲れる」といった意見が多く見られます。

 

試験から判断されること

 

作業量・誤答・作業曲線の3つが判定の要素とされていて「作業量」が能力面の評価、「誤答」と「作業曲線」が性格・行動面の判定につながります。

 

性格・行動面は「発動性」「可変性」「亢進性」の3つの強さと弱さによって判定されており、「発動性が強ければ気軽、素直、慣れが早い」「可変性が強ければ柔軟、機転がきく、勝ち気」「亢進性が強ければ強気、行動的、頑張りがきく」といった具合で判定しているようです。

 

内田クレペリン検査から分かる性格・行動面の特徴は公式サイトでも詳しく解説されていますので、ぜひ一度確認しておきましょう。

 

内田クレペリン検査 公式サイト

 

試験対策

 

内田クレペリン検査の対策は「受験時のコンディションを整えること」「他の試験や面接の練習をしておくこと」のふたつです。

 

「え!?計算の練習はしなくていいの?」と驚くかもしれませんね。

 

実は、内田クレペリン検査は計算練習などの対策をするとあまりよくない結果が出やすいと言われています。

 

計算内容は非常に単純なので練習してもあまり伸びず、練習すればするほど「いい結果を出そう」と考えすぎてしまうせいで試験中の集中力が低下するからです。

 

内田クレペリン検査は単純な計算をするだけの作業だからこそ、集中力が結果に直結します。

 

ですので、「しっかりと睡眠を取る」「鉛筆を使い慣れる」と、集中力を最大限に高められるよう、受験時のコンディションを整えておきましょう。

 

また、内田クレペリン検査の対策よりも他の試験や面接の練習をすることで、精神的に落ち着いた状態で採用選考を迎えられるよう、気持ちを整えておくのも大切です。

 

とはいえ、内田クレペリン検査を受けたこともないのに、何も対策をしないのを不安に感じる人もいると思います。

 

そういった人は、内田クレペリン検査の練習問題が載っているサイトを参考に練習問題を解いてみて、試験内容のイメージを掴むのがおすすめです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

3つのWEBテストを比較するだけでも、傾向が全く違うことが分かりますよね。

 

どのテストも、短時間のなかで多くの問題を解く必要があるので、問題に慣れること、短時間で問題を処理できることが高得点につながります。

 

今すぐ準備を始めて、どのWEBテストに遭遇しても無双できるように頑張りましょう!

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