外資系コンサルティングファームの面接突破術

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記事更新日 2024年07月18日

秋までに内定

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
ジョブトラアカデミー編集部です。 早期内定をサポートする、リアルな体験談やコラムを発信しています。

 

こんにちは、外資系ワーママです。

私は大学卒業後、外資系の戦略コンサルティングファームに就職し、育休や産休を取った時期もありますが、その後もずっと外資系の会社で働いています。

数年前から、高学歴層に人気のある外資系企業やスタートアップを中心に、就活イベントに登壇もしています。

 

今回は、コンサルティングファームの就活準備でも、最も対策に時間がかかる「面接の突破術」をご紹介します!

 

就活生の意外と知らないケース面接とは

 

外資系コンサルティングファームの就活をしていると、他の企業と違って「ケース面接」と呼ばれる面接があるとよく耳にするでしょう

ケース面接とは、「スターバックスの売上を5年で2倍にする方法を考えなさい」など、戦略立案のようなお題を出される面接のことです。

正解を出すことよりも、論理的に考えた経過を説明することが求められます。

 

ケース面接は、そのための練習をしないと、基本的には突破できません

一般的には、就活コミュニティやOB/OGに、ケース面接の練習を何度もしてもらい、できるようになってから面接を受けます。

ケース面接は、面接官と1:1で行う場合もありますが、グループディスカッション形式の場合もあります。

 

現役のコンサルタントと1:1でケース課題を解くのも緊張しますが、グループディスカッションはもっと大変です。

90%以上は落ちると言われている外資系コンサルティングファームの書類を通過し、面接にたどり着いた就活生は、能力が高く、さらに練習もしっかりしてきています。

グループディスカッションに慣れていなければ、一言も喋らせてもらえず、時間が終わってしまうでしょう。

 

外資コンサルティングファームの面接対策の本はたくさん出版されています。

しかしながら、面接対策本を読んだだけでは、通過するのは難しいと思います。

なぜかというと、ケース面接は明確な答えがあるわけではないので、自分では面接を通過できる合格点にたどり着いているか、判断が難しいからです。

「外資系コンサルティングファームの面接は、準備しなければ通過できないそれも、みんな自分1人で準備しておらず、就活コミュニティやOBOG、就活仲間と一緒に練習している。」

まず、その大前提を知ってください。

 

ケース面接では何をするのか

ケース面接には、主に3つのタイプに分かれます。

 

①フェルミ推定・・・日本の電信柱の数は何本か?自動販売機の1日あたりの売上は?

②ビジネスケース・・・オレンジジュースの売上を3倍にするには?auがシェア1位になるには?

③抽象系・・・自律的な組織とは何か?顧客満足度とは何か?

 

コンサルティングファームによって、どのタイプのケースが出題されるか異なりますし、毎年同じタイプの問題が出されるわけでもありません。

そのため、何が出されてもできるように準備しておいた方がいいですが、優先順位をつけるなら、最初に練習すべきなのは①フェルミ推定です。

フェルミ推定ができないと、ビジネスケースも解けません。

また、抽象系の課題を出す会社は少ないですし、難しいのですぐにできるようにはなりません。 だから、まずはフェルミ推定の練習からスタートしましょう。

 

フェルミ推定とは

フェルミ推定は、例題のように、答えが分からない数字を考える問題です。

ポイントは、答えが正確かどうかは重要ではないということ。

出題している面接官も、電信柱の数なんて知りません。(気になって、面接のあとで携帯で調べることはあるかもしれませんが。笑)

この数字を推定するときに、何が必要な情報なのかを考えられれば大丈夫です。

 

例えば、自動販売機の1日当たりの売上を考えてみましょう。

まずは、どこの自動販売機の話にするか決めなければなりません。

渋谷の駅前にある24時間稼働の自動販売機と、田舎の田んぼ道にある自動販売機では、売上は全然違いますよね。

そういう前提条件を自分で決めた上で、1時間当たり何人が買うのか、単価はいくらなのかを考えれば、計算できますよね。

【売上=単価×客数】という計算に必要な【単価】と【客数】を、”妥当だと思える数字”を考えて計算すれば大丈夫です

 

フェルミ推定はあくまで”推定”で、明確な答えはない、という意味が理解してもらえるかと思います。

この”妥当だと思える数字”かどうかが肝です

これは、本やネットで模範解答を見てもいいですが、志望するコンサルティングファームのOB/OGや内定者に聞くのが一番いいと思います。

会社によって、どのレベルの精度が求められているか違うからです。

 

また、妥当かどうか判断するためには、ある程度、いろいろな数字を覚えていた方が良いため、ケース面接対策として、いろいろな数字を覚えます。

日本の人口、平均寿命、世帯数、平均世帯人数、平均年収のような統計データや、有名企業の売上、自動車の出荷台数なども知っておくといいかもしれません。

 

フェルミ推定をそつなくこなせるようになるまでは、とても時間がかかります。

でも、これは面接の後、まったく使わないわけではありません。

実際のコンサルティング業務でも、このように推定をしてから実際の売上の数字を見た方が、何が自分の仮説と違ったのかが分かります

 

また、無意識に、まずは自分で推定する癖が付いているコンサルタントは多いので、日常会話でも使います。

パズルや脳トレみたいなものなんです。

ニュースを見ていても、買い物をしていても、自分が知らない数字があったら、まずは自分で考えてみて、調べて答え合わせしてみましょう

スタバの一店舗当たりの売上は?ユニクロのヒートテックは一日に何枚売れるのか?フェルミ推定はどんどん得意になりますよ!

 

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