玉手箱は早めに対策しないと就活がやばい!?〜計数理解のコツ〜【例題解説付き】
記事更新日 2024年07月17日
この記事内容の監修者
- ジョブトラ編集部
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はじめに
〜〜〜玉手箱とは〜〜〜
玉手箱とはSHL社のWebテストで
SPI検査の次に企業に採用されています。
Webテストではトップシェアとされ、
特に大手の総合職に高いシェアを誇っています。
特徴として、問題数が多く、
問題の傾向も一題一種類のため、
短時間で素早く問題を解く能力が
要求されることが挙げられます。
〜〜〜玉手箱の構成〜〜〜
■計数理解テスト
以下の3つのうち1つが出題されます。
①四則逆算(50問/9分)
②図表の読み取り(29問/15分)
③表の空欄の推測(20問/20分)
■言語理解テスト(32問/15分または52問/25分)
①長文把握能力
②文章を正確に理解する能力
■英語理解テスト(24問/10分)
言語理解テスト同様の能力が試されます。
①長文把握能力
②英語読解力
■性格適正検査(68問/20分)
〜〜〜玉手箱を採用している企業〜〜〜
■外資金融
J.P.モルガン、ドイツ銀行、
メリルリンチ、シティグループ、
■日経金融
みずほ銀行、みずほフィナンシャルグループ、
日本生命保険、野村証券、北海道銀行、
三井住友銀行、大和証券、SMBC日興証券、
三菱UFJモルガン・スタンレー証券、
第一生命保険、住友生命保険、
野村アセットマネジメント
■外資コンサル
アクセンチュア
プライスウォーターハウスクーパース
■その他(総合商社、メーカー)
三井物産、ネスレ日本、ファイザー、日立製作所、
日産自動車、キリンホールディングス、味の素
やはり、金融やコンサル等といった、
正確性やスピードが求められる業界で
多く採用されているようです。
ここからは、苦手な人も多い
計数理解問題の対策方法を
①四則逆算
②図表の読み取り
③表の空欄の推測
の順番に、例題とその解説とともに
解法のコツまでを紹介します!
①四則逆算の対策【例題・解法のコツ】
四則逆算とは、方程式の□に入る
数字を計算する問題です。
特徴としては50問を9分で解く、
つまり、
1問にかけられる時間は約10秒と
時間が足りなくなることが
多いということが挙げられます。
(例)
182+□=312-92
答.38
〜解き方のコツ〜
■素因数分解を用いる。
(例)
24×36=27×□
(解説)
24=2×2×2×3
36=2×2×3×3
よって、
左辺=2^5×3^3
同様に
27=3×3×3
よって、
右辺=3^3
したがって、
□=2^5
=32
■移項を用いる。
(例)
□+272=□×69
(解説)
左辺の□を右辺に移項して、
272=(69-1)×□
272=68×□
したがって、
□=4
②図表の読み取りの対策【例題・解法のコツ】
図表の数値から設問に答える問題。
計算の桁数が多いため電卓が必要。
また、概算で求める方法が有効。
実際の問題では与えられた表の
情報から問題が出されるが、
問題としては倍数や割合、比が問われているだけ
であるため、対策としてはそうした問題を
瞬時に式で表すことが挙げられる。
〜解き方のコツ〜
倍数や割合、比の
問題の立式になれる。
■倍数
(例)
①2.2の1.2倍は?
②1.2倍したら3.12になった。元の数は?
③16.4を何倍したら、52.48になるか。
(解説)
①2.2の1.2倍は?
→2.2×1.2=2.64
②1.2倍したら3.12になった。
元の数は?
→□×1.2=3.12
□=3.12/1.2
□=2.6
③16.4を何倍したら、52.48になるか。
→16.4×□=52.48
□=52.48/16.4
□=3.2
■割合と倍数
(例)
①360の何%が342になるか?
②株価が19650円から15720円になった。
何%減となったか?
③税込3100円の商品の税抜き価格はいくらか?
消費税は10%とする。
(解説)
①360の何%が342になるか?
→342/360=0.95
よって、95%
②株価が19650円から15720円になった。
何%減となったか?
→(15720-19650)/19650=-0.2
よって、20%減
③税込3100円の商品の税抜き価格はいくらか?
消費税は10%とする。
→3100/1.1=2818
よって、2818円
■比と倍数
(例)
①100を1とすると、555は何と表せるか?
②100をXと置くと、250は何と表せるか?Xを用いて表せ。
③250を100と置くと、340は何と表せるか?
(解説)
①100を1とすると、555は何と表せるか?
→100:555=1:□
よって、
555=100×□
□=5.55
②100をXと置くと、250は何と表せるか?
Xを用いて表せ。
→100:250=X:□
100×□=250×X
よって、
□=250X/100
=2.5X
③250を100と置くと、340は何と表せるか?
→250:340=100:□
340×100=250×□
よって、
□=34000/250
=136
③表の空欄の推測の対策【例題・解法のコツ】
表の一箇所の空欄に当てはまる数値を推測する。
いち早く、表の規則性に気づくことができるか
どうかがポイントとなる。
また、玉手箱の全体の傾向として、
過去の問題を使い回していることが多いため、
表の空欄の推測は特に過去問を解いてみることが
対策方法として有効。
〜解き方のコツ〜
(例)
出典 Yahoo!知恵袋
(解説)
販売価格とは、人件費と部品使用数に
応じて決まると仮説をたて計算していく。
まず、人件費はそれぞれ以下のようになる。
商品O:6×2×8000=96000
商品P:4×3×8000=96000
商品Q:4×3×8000=96000
商品R:3×4×10000=120000
商品S:2×4×10000=80000
商品T:2×5×10000=100000
ここで、商品PとQとでは
部品使用数が2個違うだけなので、
販売価格の差は部品使用数1個あたり
1万円だとわかる。
以上のように考えると、販売価格は
商品O:176000=96000+10000×8
商品P:196000=96000+10000×10
商品Q:176000=96000+10000×8
商品R:240000=120000+10000×12
商品S:200000=80000+10000×12
商品T:□=100000+10000×10
□=200000
まとめ
いかがでしたか?
実際に計数理解問題を見て、焦りを感じた方もいるのでは?
就活直前は、企業説明会やES、面接対策に時間をとられ、
Webテストの勉強時間の確保が厳しくなってくるので、
今から対策を進めていきましょう!
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この記事内容の著者
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