web適性検査って?テストセンターなどで使われる代表5種の対策|時間・予約は?

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記事更新日 2024年07月18日

26卒就活サマーインターンシップ就活免除

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
ジョブトラアカデミー編集部です。 早期内定をサポートする、リアルな体験談やコラムを発信しています。

 

就活を意識しはじめた皆さん、サマーインターン受けようと思っている皆さん。

「web適性検査」ってご存知ですか?

 

「え、テスト?」「就活でテストがあるの?聞いてない!」

と思った方がほとんどだと思います。

 

私もそう思っていたうちのひとりです。

 

「テストがあるのに面接もES(エントリーシート)もあるの!?大学の一般入試と推薦入試の両方対策しなきゃなの?就活恐ろしすぎ!」と思いました。

 

ですが問題ありません!!

 

web適性検査は、大学受験の勉強ほど難しくはありません。

塾に通い詰めて勉強する必要もありません!

 

しっかりと問題集を解くなど対策をしておけば、ある程度は解けるようになります!

 

本選考ではもちろん、サマーインターンの選考フローでもweb適性検査が実施されるケースはよくあります。

 

ES→web適性検査→面接orGD(グループディスカッション)というのが一般的な選考フローになっているため、webテストは最初の壁ともいえるでしょう。

 

web適性検査を実施する目的とは

 

web適性検査を実施する目的は何でしょう?

企業によってさまざまでしょうが、「足切りの役割」が大きな目的だと考えています。

 

「足切りの役割」というのは、web適性検査が選考フローの最初に行われるという点に秘密が隠されています。

 

つまり、このボーダーを超えると「学歴」という壁を超えられるということです!

 

企業の採用予定数に対して応募者が多い場合、その企業は採用活動をするだけでも莫大な費用と時間がかかります。

なかでも特に費用と時間がかかるのが面接です。

 

面接は社員ひとりに対し、選考できる人数がかなり限られてしまいます。

多くても、1日で15人から20人といったところでしょう。

 

web適性検査を実施することで、数多くの応募者を捌くことができます。

いわば、企業側の効率を考慮されて実施されていると考えてもよいでしょう。

 

その他には、より優秀な人材を確保するためといった理由も想定されます。

 

web適性検査の代表5種|時間・予約なども解説

 

次に、web適性検査の種類についてみていきましょう!

代表的なweb適性検査が5種類あります。

 

① SPI

② 玉手箱

③ GAB

④ CAB

⑤ TG-WEB

 

以下で、各テストの形式を簡単にご紹介していきます。

 

① SPI

 

SPIはリクルート社が提供しているweb適性検査で、日本で最も多くの企業が導入しているテストです。

 

「見分け方」

リンクの最初がhttps://arorua.net/ となっていると、SPIだと判断できます。

 

「出題形式」

非言語→約35分

言語→約35分

性格・適性検査→約30分

 

②の「適性を判断する」というのは、web適性検査のテスト項目にヒントが隠されています。

 

まず、web適性検査の受験科目を理解するところからはじめましょう!

 

「出題科目」

1.非言語

2.言語

3.性格・適性検査

4.英語

5.構造的把握

 

1.「非言語」は情報処理能力、計算力を測定します。数学だと認識してください。

 

2.「言語」は文章から論理構造を見抜く力を測定します。言語は国語ですね。

 

3.「性格・適性検査」は名前の通りです。企業とのマッチ度、その人の性格、行動特性を測定します。この科目は解くというよりは自分の考えを反映させるという感じですね。

 

ここまではどの企業でも出題される内容です。

確実に対策しておく必要があります!

 

4.「英語」は外資系企業、総合商社などの企業で出題される傾向があります。

 

その他では、三井不動産、電通、NTTコミュニケーションズといった企業でも出題されています。

 

そのため、受験する前に一度確認しておくことが無難だといえるでしょう。

 

5.「構造的把握」はロジカルシンキング能力を測る検査です。

 

・文章計算問題をグループ分けする問題

・言語系文章を分ける問題

の2種類があります。

 

このふたつの大きな違いは「計算の有無」。

それぞれに対策が必要です!

 

「受験方法」

SPIの受験方法は4種類あります。

 

① テストセンター

企業が用意した会場でSPIを受験する方式です。

1問ごとの制限時間が決まっているので、要注意です。

 

② Webテイスティング

専用アカウントで登録し、ログインして受検する方法です。

回答を直接入力するタイプなので、タイピング能力も求められます。

 

③ ペーパーテスト

印刷された冊子を用いて行います。

SPIのなかでもかなり難関だといわれています。

 

出題範囲内でかなり細かく問われることが特徴です。

 

④ インハウスCBT

企業のパソコンで受検するタイプのテストになっています。

 

導入企業はかなり少なく、全体の約1%ほどといわれています。

あらかじめ、どのような問題が出題されるのか確認しておきましょう。

 

簡単ですが、SPIの特徴について解説しました。

 

◯ さらにSPIについて知りたい方はこちらへ→「SPI完全攻略

 

② 玉手箱

 

玉手箱は、日本エス・エイチ・エル社が提供しているwebテストです。

 

「出題科目」

計数理解テスト

・四則計算→9分で50問

・図表読み取り→15分で29問

・空欄推測→20分で20問

 

短時間で多くの問題をこなす必要があります。

電卓が使用可能なので、用意しておきましょう!

 

言語理解テスト

・論理的読解→15分で32問 

・趣旨判断→10分で32問

・趣旨把握→12分で10問

 

どの項目でも、8つの長文に4つの問題が課される形式です。

 

約600字程度の文章を読み、設問に答えます。

趣旨把握に関しては、約1000文字です。

 

1問につき1分程度で答えなくてはいけないので、時間的にかなり厳しいでしょう。

 

英語

・論理的読解→10分で24問

・長文読解→10分で24問

 

どちらも8つの長文問題に3つの設問があります。

企業によっては、英語が課されない場合があります。

 

受検前に確認しておきましょう!

 

③GAB

 

GABとは、「Graduate Aptitude Battery=総合適性診断テスト」の略です。

日本エス・エイチ・エル社から提供されています。

 

GABは、総合商社や専門商社、証券会社などの企業で採用されています。

総合職用の検査として用いられることが多いです。

 

「出題科目」

・言語→ペーパー式の場合、15分で8個の長文

    web形式の場合、25分で13個の長文

 

どちらのパターンも、1つの長文につき4つの設問が課されます。

250〜500字程度の論説文が一般的です。

 

・計数→ペーパー式の場合、20分で20問

    web形式の場合、35分で35問

 

表やグラフを読み取り、それぞれに設定された問題を解いていく形式です。

 

図表の理解と計算力が求められるので、苦手な学生はしっかりと対策しましょう!

 

・性格適性検査→性格的な特性、マネジメント職への適性など、8つの職務適性について測定

 

どの出題科目も、設問のわりに時間が短いため「スピード」が重要になってきます。

 

さらに、ペーパー形式とweb形式で問題数、時間が異なるので受験する前に下調べをしておきましょう。

 

④CAB

 

CABとは、「Computer Aptitude Battery=コンピューター職適性診断テストの略」です。

GABと同様で、日本エス・エイチ・エル社から提供されています。

 

GABは総合職用の適性検査だとしたら、CABはSEやプログラマー、コンピューター職を志望している学生向けの適性検査だといえるでしょう。

 

「出題科目」

・暗算→基礎的な四則演算。

ペーパー形式は10分で50問、web形式は9分で50問

 

・法則性→パズル的要素が強い。図形群から法則性を見つける。

ペーパー形式は15分で40問、web形式は12分で30問

 

・命令表→図形群と命令表があり、複数の命令を実行し、最終的に得られる図形を選択する。

ペーパー形式は20分で50問、web形式は15分で36問

 

・暗号→暗号にしたがって変化している図形から法則性と暗号の意味を理解する。

ペーパー形式は20分で39問、web形式は16分で30問

 

このように、知的能力自体を問う問題形式になっています。

いかに素早く解き、正確に情報を処理できるのかが試されています。

 

予備知識はほとんど入りません。

ですが、あらかじめ一度は問題を解いて慣れておきましょう!

 

◯さらにCABを知りたい方はこちらまで!→ 「CAB /GABの違いと対策法

 

⑤TG−WEB

 

ヒューマネージ社が提供する自宅受験型の適性検査です。

「従来型」と「新型」の2種類があり、他のwebより難易度が高いといわれています。

 

「従来型」

言語→12分で12問。文章読解の問題が出題。

計数→18分で9問。9問のうち4問は図形・パズル、残り5問が推論形式。

英語→15分で10問。全体で2つの長文問題、1つの長文につき5つの設問。

 

従来型はあまり馴染みのない比較的難しい問題形式が特徴です。

 

「新型」

言語→7分で34問。語彙問題は知識が必要、スピードを意識して解くとよいでしょう。

計数→8分で36問。6問が図表の読み取り、30問が四則計算。

英語→15分で10問。全体で2つの長文問題、設問が5つ。従来型と同じ。

 

同じTG−WEBでも、従来型か新型かによって、これだけ問題形式が異なります。

企業によって形式が異なるため、あらかじめ確認しておくのが無難でしょう。

 

おわりに

 

web適性検査は、対策さえすればある程度は解けるようになります。

ですが、テストの種類によって対策方法は異なります。

 

まずはコツコツ解いて慣れること。

そして、自分が受ける企業がどの形式のテストを採用しているのかを見極めることが重要です!

 

業界によって採用しているテストに偏りがあることも考えられるため、効率よく勉強していきましょう!

 

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この記事内容の著者

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