性格検査は嘘をつくべき?ビッグファイブで考える突破法

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記事更新日 2024年03月14日

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この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
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「性格検査は素直に答えよう!」

とよくいわれます。

 

しかし、本当にそうなのでしょうか?

今回は、性格診断オタクの私が「ビッグファイブ」を用いて、性格検査を突破するための嘘のつき方を考えていきます。

 

性格検査は嘘をつくべき?

 

基本的には、嘘はつかないほうがよいと思います。

 

なぜなら「性格検査の嘘はバレる」といわれているから。

また、適性検査の時点ではバレなくても、面接でバレることも多いようです。

 

しかし、実際のところ「性格診断は嘘をついたほうがいいよ」という声もあります。

性格検査の答え方を変えたら、適性検査で落ちなくなったという先輩も。

 

とすると、非言語や言語の問題はまあまあできているようなのに、適性検査でよく落ちる気がする場合、うまく嘘をつく必要がありそうです。

 

でも、どうやって...??

 

勤勉性と情緒安定性はどんな仕事でも高い方がいい

そこで、就活でよく使われる「ビッグファイブ」を用いて、つくべき嘘を考えてみました。

 

最初に結論をお伝えしておくと、「勤勉性と情緒安定性を高く見せる」嘘をつくのが有効だと考えられます。

 

ビッグファイブとは、以下の5つの視点から性格を分析するものです。

 

・外向性

・開放性

・協調性

・勤勉性

・情緒安定性

 

ネットで検索してみると、簡易的に受けられるサイトがいくつも見つかります。

やったことのない方、一度やってみてはいかがでしょうか。

 

(参考: 5つの性格診断 ビックファイブ|パーソナリティ理論を応用した5つの性格診断 ビックファイブ プラス

 

(参考:ダイレクトコミュニケーション|ビッグファイブ性格特性診断

 

多くの学者がビッグファイブを用いて「どの要素を持つ人が成功しやすいか?」について研究しています。

 

諸説ありますが、以下の見解についてはおおむね一致しています。

 

①勤勉性の高さはどんな仕事にもプラスに働く

②情緒安定性の低さはどんな仕事でもマイナスに働く

 

他の3つ、外向性・開放性・協調性については、仕事の種類によってプラスに働いたりマイナスに働いたりします。

 

つまり、性格検査を受けるときには、以下のようにするといいのではないでしょうか。

 

・外向性・開放性・協調性についてはそのままの自分で解く

・勤勉性と情緒安定性に関する質問には、少し気をつけて解く

 

ビッグファイブの傾向や特徴について

以下では外向性・開放性・協調性・勤勉性・情緒安定性について、それぞれ詳しく説明します。

 

勤勉性

 

勤勉性は「誠実性」と書かれることもあります。

コツコツやる人や準備をする人が、勤勉性が高い人です。

 

勤勉性が高い人は、慎重に考えすぎる傾向もあります。

 

逆に、慎重に考えるよりもまず行動してみるという人や、物事を継続してやるのが苦手で諦めが早い人、やるべきことよりもやりたいことをやってしまう傾向がある人は、勤勉性が低めと判断されます。

 

(まず行動してみるのは、大切だと思うのですけれどね...。)

 

勤勉性が3ぐらいだと、「コツコツやった経験も、準備をすることもあるが、まず行動するということもあるなあ」という感じになるのではないでしょうか。

 

(よくある質問と勤勉性が高い人の回答例)

・準備をしっかりするほうだ(はい)

・物事をきっちり順序よくこなすことができる(はい)

・考えるよりもまず動くほうだ(いいえ)

 

情緒安定性

 

神経症傾向と書かれることもあります。

(神経症傾向が高い人は、情緒安定性が低い)

 

情緒安定性が高い人は、イライラしたり憂鬱になったり、不安を感じたりすることが少ないです。

ストレスに強い人ですね。

 

情緒安定性が低い人は、その逆です。

とうふメンタルさん。

また、自意識過剰な人は情緒安定性が低くなりがちです。

 

(よくある質問と情緒安定性が高い人の回答例)

・緊張するようなことの前でも、リラックスすることができる(はい)

・すぐにイライラしてしまう(いいえ)

・小さなことが気になってしまうことがある(いいえ)

 

外向性

 

超簡単にいうと「外に出るのが好きかどうか」ということです。

 

もっと正確にいうと、「人と会うことで元気になるか、家でのんびりしていることで元気になるか」ということになります。

 

人に会うことで元気になるなら外向性が高く、家でのんびりしていることで元気になるなら外向性が低いです。

 

(よくある質問と外向性が高い人の回答例)

・人に会うのが好きだ(はい)

・パーティーなどの社交的な場が好きだ(はい)

・手帳を予定でいっぱいにしておきたい(はい)

・休みの日はひとりで過ごすことが多い(いいえ)

 

開放性

 

字面から何をいっているのかよくわからないのがコレです。

開放性とは、知的好奇心や創造性の高さのことを指します。

 

知的好奇心が強く「これは何だろう??」ともっと知りたくなってしまいます。

ものごとを抽象的に考えることも好きです。

 

想像力が豊かで、芸術作品を見たり作ったりするのが好きな傾向もあるといわれています。

 

また自分の感情にも自覚的で、感情を知ったり表現したりすることも好むようです。

開放性がMAXに高い人のイメージは、ちょっと芸術家肌な感じになりますね。

 

逆に開放性が低い人は、新しいものを好まず、よく知っているものが好き。

 

抽象的なことを想像するより、現実的に事実を捉えることが好きな傾向にあります。

 

芸術はそんなに好きではなく、感情を表に出すこともあまり好きではありません。

 

(よくある質問と開放性が高い人の回答例)

・アイデアがたくさん浮かんでくる(はい)

・想像力が豊かな方だと思う(はい)

・新しいことをするよりも、伝統にならいたい(いいえ)

 

協調性

 

協調性は日常でもよく使う言葉ですね。

集団の和を大事にするかどうかということです。

 

協調性が高い人は、他人ベースで動きます。

協調性が低い人は、自分ベースで動きます。

 

どちらにもよいところとよくないところがあるので、片方が優れているということはありません。

 

繰り返しになりますが、多くの人は「協調性が高くも低くもない」人に分類されます。

 

「どっちか決めきれないなあ」という場合、「協調性は3ぐらい」と思っておきましょう。

 

(よくある質問と協調性が高い人の回答例)

・困っている人がいると、つい助けてしまう(はい)

・自分の意見を通すよりも、その場が丸くおさまることが大事だ(はい)

・他人のことを心配することはない(いいえ)

 

ビッグファイブの各性格特性では真ん中に位置する人が多い

注意したいのは、それぞれの要素は「真ん中ぐらいの特徴を持っている人」が一番多くなるように設計されているということ。

 

つまり、「う〜ん、どっちにも当てはまる気がするなあ」と思う人が多いようになっているわけです。

 

そのため、それぞれの要素が高いか低いかはっきり決まらなくても、心配しなくて大丈夫です。

 

適性検査で嘘をつく場合も、このことを頭に入れておきましょう。

 

だいたい自分が「3」ぐらいだな、と思う要素については、他の人と同じぐらいである可能性が高く、無理して嘘をつく必要はないと思います。

 

もし、ずば抜けて低い要素があれば、そしてそれが「勤勉性」か「情緒安定性」であれば、自分が直感で思う答えよりも、少し嘘をついたほうがいいかもしれません。

 

もし自分が周囲とズレているかどうかわからない場合、友達と簡易診断テストの結果を見せ合ってみてもいいと思います。

 

その際には、できるだけ「自分とは違うタイプだな」と思う友達を誘ってみましょう。

 

私は以前とてもポジティブな友人と見せ合ったとき、友人は全体的な点数が高く「もっと甘めに答えても全然大丈夫なのかも...!」と思ったことがあります。

 

まとめ

多くの人は嘘をつかなくてよいと思います。

 

けれど、勤勉性や情緒安定性がとても低くなるように回答している場合、少し高くなるように答えてもいいかもしれません。

 

また、ビッグファイブの理論を理解すれば、外向性・開放性・協調性をうまく組み合わせて、企業の求める人物像に寄せていくという使い方もできます。

 

しかし、性格を偽って入社するとあとでミスマッチが起こり、早期退職に...なんてこともあり得ます。

 

あまり頼りすぎず、本来の自分をベースにしながら「ここぞ!」というときに使う程度で留めておくことがおすすめです。

 

また、勤勉性や情緒安定性が低い人にとっては、ちょっと悲しい内容だったかもしれません。

 

しかし、これはあくまで統計と傾向の話。

決して問題があるわけではないので、落ち込みすぎずにいきましょう。

 

あなたはそのままで十分素敵な人間です。

 

 

適性検査の結果を確認する方法はこちら↓

 【知りたい!】 適性検査/webテストの結果を確認する方法は?

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