面接で「長所」「短所」を聞かれたら?落ちる回答と内定する例

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記事更新日 2024年08月16日

26卒就活サマーインターンシップ就活免除

この記事内容の監修者

ジョブトラ編集部
ジョブトラアカデミー編集部です。 早期内定をサポートする、リアルな体験談やコラムを発信しています。

 

「あなたの長所と短所を教えてください」

 

面接で頻出の質問ですが、うまく答えられなかった経験はありませんか?

 

「ガクチカは話せても、長所や短所の答え方でつまずいてしまう」

こんな悩みをお持ちの方もいるでしょう。

 

長所や短所に関する質問は、ガクチカや自己PRと比べても抽象度が高いです。

そのため、回答が難しいと感じる人も少なくありません。

 

この記事ではまず、面接で長所や短所が聞かれる理由について解説します。

そして、面接に落ちる回答や内定へ繋がる回答、長所と短所の見つけ方をご紹介します。

 

長所や短所に関する質問について、しっかりと答えられるように準備しましょう。

 

面接の「長所」「短所」に関する質問で何を問いたいか

 

面接を通じ、採用担当者は何を知りたいのでしょうか。

それは「入社後、企業で活躍できる人であるかどうか」です。

 

判断材料は、ガクチカや自己PR、挫折経験などすべての質問に当てはまります。

長所や短所に関する質問も、「入社後に活躍できる」とアピールする形で整理しましょう。

 

長所・短所に関する質問では3つのポイントを押さえます。

 

1つ目は自分を客観視できているか、2つ目は素直さがあるか、最後に弱みを改善する努力をしているかです。

 

この3点に着目して長所・短所を整理しましょう。

 

なぜなら、「客観的に物事を見る力」や「素直さ」、「弱みを補う努力」はどんな仕事をするうえでも必要となるからです。

 

「長所」「短所」で面接に落ちる回答とは?

 

長所・短所に関する質問について、やってはいけないNG例を3つご紹介します。

 

①仕事で活かせない長所

 

的外れな長所を答えても、面接で落ちる可能性があります。

「早起きが得意です」「大食いなら負けません」などとアピールするのは避けましょう。

 

長所や短所を聞くのは、入社後に活躍できるか判断するためです。

仕事に関わりのない長所を答えても、判断材料にはなりません。

 

場合によっては、質問への理解力やコミュニケーション能力が足りないとみなされてしまうこともあります。

 

②社会人として適切でない短所

 

約束を守らない、時間にルーズ、責任感がないといった短所をあげると、社会性がないと判断される場合があります。

 

こうした人材を積極的に採用したい企業はないはず。

社会人として適切でない短所をあげるのは避けましょう。

 

いわなくてもよいような短所や、不利になるような短所を述べる必要はありません。

 

面接官はあなたの短所を知りたいのではなく、自分の短所を客観的に認識し改善する努力ができているかを知りたいのです。

 

③いくつもの長所を述べる

 

長所や短所がいくつも思いつく人は、面接ですべてを伝えたくなるかもしれません。

 

しかし、複数の長所や短所をあげるのは逆効果。

長所がいくつもあれば素晴らしいですが、面接でアピールするのはひとつに絞りましょう。

 

「私は主体性があり、協調性があり、論理的思考力を兼ね備え…」と複数の長所を羅列してもそれぞれの印象が薄れてしまいます。

 

面接官の立場からすると、「結局この人は何をアピールしたいのだろう」と疑問を持ってしまいます。

 

自分の長所のうち、入社後にもっとも役立ちそうな長所を選んで面接で話しましょう。

ひとつに絞ることで、より効果的に印象づけることができます。

 

「長所」「短所」面接を通過して内定する回答

 

長所や短所を回答する際に、気をつけるべきポイントをご紹介します。

 

「裏づけとなるエピソードを準備する」「弱みを改善する努力を見せる」「自身の印象やエピソードと合致させる」この3つを心がけましょう。

 

①裏づけとなるエピソードを準備する

 

自分の長所や短所を答えるときは、根拠となるエピソードも一緒に回答しましょう。

 

「私の強みはリーダーシップです。」とだけ答えるより、

「私の強みはリーダーシップです。学生時代は〇〇部の主将を務めを△△をすることでチームをまとめ上げ、関東大会優勝を達成しました。」と答えたほうが具体的で説得力が増します。

 

②弱みを改善する努力を見せる

 

短所を述べる場合は、自分の弱みを改善する努力を見せることがポイントです。

 

たとえば「頑固でこだわりが強い」ことを短所として話す際は「周囲の意見にも耳を傾けるよう注意している」というように補足をするとよいでしょう。

 

自身の短所を認めるだけでなく、その短所を補う意識や行動まで整理できると完成度がグッと高まります。

 

③自身の印象やエピソードと合致させる

 

長所や短所に関する質問を通じ、面接官はあなたが自分を客観視できているかを判断します。

 

面接の際に自信なさげでたどたどしい学生が「私の長所はコミュニケーション能力です」といっても説得力に欠けるでしょう。

 

また、ガクチカや自己PRなどのエピソードからあまりにも逸脱するような特徴を答えると、あなたの人柄が伝わりにくくなります。

 

面接で長所・短所が思い浮かばないときの対処法

 

「長所・短所を述べる際の注意点はわかったけど、実際にどうやって長所や短所を見つければいいかわからない」

 

そんな方も少なくないでしょう。

私自身、長所や短所に対する質問に答えられず困ってしまった経験がありました。

 

長所や短所がどうしても思いつかない場合は、以下の3つの方法をぜひ試してみてください。

 

エピソードから抽象化する

 

長所や短所が思いつかない場合、エピソードから長所や短所を見つけるをおすすめします。

私自身、この方法で長所や短所を整理しました。

 

面接やエントリーシートの質問で「学生時代に頑張ったことは何ですか」「今までの挫折経験を教えてください」といった設問があると思います。

 

私はガクチカや挫折経験のエピソードを抽象化し、長所や短所を書き出しました。

 

学生時代に頑張ったときや成果を出したときは、少なからず自分の強みが発揮されているはず。

こうした経験から長所を探してみるのがおすすめです。

 

また、挫折経験のなかから自分の短所を洗い出すことも可能。

自分の経験やエピソードをもとにすることで、長所・短所が見つけやすくなります。

 

短所から転換して長所を探す

 

「自分の短所は思いつくけど、長所はなかなか思いつかない」という方も多いはず。

 

こんなときは短所を言い換えて長所を探してみましょう。

 

「長所は思いつくけど短所は思いつかない」という方にもこの方法は有効です。

 

 

自分の短所があれば、それを裏返して長所を探してみましょう。

 

「頑固」「わがまま」といった短所は「主体性がある」「目的意識がある」というように長所に転換できます。

 

長所と短所は表裏一体であることも多いです。

 

診断ツールを使う

 

どうしても長所や短所が思いつかない場合、診断ツールを用いてから考えてみましょう。

 

私はいくつかのツールを使ってみましたが、ストレングスファインダーとグッドポイント診断がおすすめです。

 

(参考:クリフトンストレングスオンライン才能テスト|JA-ギャラップ-Gallup

 

(参考:Amazon|さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 (日本語)|トム・ラス  (著)、古屋博子 (翻訳)

 

(参考:リクナビNEXT|グッドポイント診断

 

ストレングスファインダーは、Web上で質問に回答することで自分の強みがわかります。

34個の資質のなかから、自分の強みとなる5つの資質を知ることができます。

 

書籍を購入し、本のアクセスコードを入力すると診断を受けることが可能。

診断を受けることで、強みや資質についてのレポートをダウンロードできます。

 

自分の長所や短所が整理できない人におすすめです。

 

グッドポイント診断は、リクナビNEXTが提供する転職活動者向けの自己分析ツールです。

無料で診断できる点が魅力で、就活の自己分析にも役立ちます。

 

質問に答えると、18種類の強みのなかから自分の5つの強みがわかります。

リクナビネクストへの会員登録が必要となりますが、それ以外の手間は一切ありません。

 

おわりに

 

長所や短所に関する質問は、「入社後に活躍してくれるか」をチェックするための質問です。

質問への回答を通じて、自分自身が「企業が求める人材である」ことを示しましょう。

 

また自分の長所や短所を整理すると、他の質問の回答もブラッシュアップできます。

 

たとえば自己PRでは、自分のアピールポイントと根拠になる経験を述べるもの。

「アピールポイント」と「自分の長所」はほぼ同じものを指します。

 

そのため、自分の長所を整理することで自己PRも回答しやすくなるのです。

 

また学生時代に力を入れた経験では、自分の強みが発揮されているはず。

 

さらに挫折経験のなかで自分の弱い部分が出てしまうことも多いでしょう。

 

面接で聞かれる質問は、自分の人柄や経験を把握するためのものです。

 

そのため、ひとつの質問に対する回答を整理すると、他の質問の補強にもつながるでしょう。

 

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